町村信孝の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(町村信孝君) 座ったままで失礼いたします。
 島根県議会の条例案の可決が水曜日、十六日にございました。委員御指摘のように、韓国の内部においては大変な高ぶり、高まりを見せている状況でございます。日本大使館の前にデモ隊が来たり等々、私もテレビで見る、あるいは公電で来たりするものを見聞きしているわけでございますが、日本で報道されている以上の様子がうかがえるところでありまして、今週月曜日、一時帰国を命じました高野大使からも私直接話を聞きましたが、大使も、大変緊迫した韓国内の政治状況あるいは国民感情のうねりというものをいろいろ説明をしてもらったところであります。
 そういう中で、昨日、韓国国家安全保障会議常任委員会声明というものが出されたわけでございます。鄭東泳韓国国家安全保障会議常任委員長がこの声明を発表されたわけであります。その中身一つ一つについてあえて触れることは避けますが、特に竹島の問題については、委員御承知のとおり、日本と韓国では基本的な考え方、立場の相違があるわけでございまして、ただ、それはそれとして、そのことをめぐって両国間が感情的にいたずらに対立をするということは日韓両国のためには決してプラスにならないと、それぞれの分かり合っている立場は立場として、漁業の問題などを含めて日韓関係全体を考え、日韓双方が大局的な視点から対応していく必要があると、こういうことを私、昨日の夜、外務大臣談話という形で発表いたしました。
 彼らの思いは深く受け止めると同時に、一時のこうした状況の中でお互いが感情的になって、基本的な日韓友好というものが損なわれてはならないし、未来志向でこれから日韓関係を築いていこうということが損なわれてはならないと、こう私、心底そう思っております。韓国の方の声明にも、委員御指摘のとおり、日本国民とともに行う平和及び共存の未来が損傷しないよう、我々の意思を表現するに当たり、品位及び節制を守る必要があるという文章が、その先ほどの先方の声明にも出されているところでございます。
 したがいまして、両国の国民がお互いに自制すべきところは自制し、またお互いに相互に敬意の念を持って両国関係の発展のために努力をしていくことが今正に必要なのではなかろうかと、こう考えているところでございます。

発言情報

speech_id: 116213950X00320050318_010

発言者: 町村信孝

speaker_id: 34906

日付: 2005-03-18

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会