齋藤勁の発言 (外交防衛委員会)
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○齋藤勁君 私は、冷戦崩壊、そして九・一一、二つの大きな出来事がこの間あったと思うんですが、この防衛大綱については、九・一一というあの不幸な出来事がなければ防衛大綱の改定というのはしなかったんではないか。こういうやり取りは今まで非公式にもしたことがないんですが、そんな思いがあります。
ただ、その九・一一について、テロだからいろいろございますけれども、一つは、どうも直線的に日本の対応とかアメリカの対応というものが見えてきてしようがないですね。本当は赤十字とかUNHCRとかいろいろ、NGOとか、根源的になぜ起きたんだろうかということにつき、どう対応していかなきゃならないかということに、そこがベースとしてもう一つあるわけですね。ここは、何か外務省とお話しすると、いや、そういうのをやっていますというお話になるんですけれども、どうも私は日本政府とかアメリカ政府のこの両国関係を見てきて、イラクの問題もそうなんですが、今後、全部、防衛大綱もそうですが、どうも多分すべてそこに、今度のある意味では軍事的な側面が非常に質的に変化をしてきているということですね。そういうふうなところに何か目が向いているんではないか、それで具体的に対応しているんではないかというふうに、気がしてならない。気がしてならないと、そういうことではないかというふうに指摘せざるを得ません。一点、ちょっといいです、それは。
それで、米軍再編とある意味では今ちょうどスケジュール的に一緒なんでお話しさしていただきますけれども、ブッシュ政権が誕生していわゆる米国単独行動主義と、こういうことがありますけれども、言われていますが、京都議定書、CTBT、国際刑事裁判所、これは途上国支援などと、大国としての役割というのを果たして、私はアメリカというのは果たしているのか、後退しているんではないかと、ブッシュ政権になって以降。そういう対外政策、単独行動主義という認識を日本政府としては持っているんだろうか、持っていないんだろうか。多分、小泉さんと話したって、あれだけ仲いいんですから、そんなこと、齋藤さん、思っていませんよと言うのは予算委員会でも何でもそうだと思うんですけど。
ここになると、やっぱり私は思うのは、国際的には、このブッシュ政権に対する総括的な、総体的なやはり指摘というのは、単独行動主義ということについて、これは大方の認識というのは私はあると思うんですね。このことに対して日本政府はどう立ち向かっていくということなんで、いわゆる九・一一以後、このことが問われてきたわけですね。
だんだんちょっと時間がなくなるんで自分自身のお話をさしていただきますが、一方で、国連の常任理事国入りということですね。防衛庁長官、こちらに町村大臣、今日はもう副大臣がいらっしゃいますんで、もう両大臣に話をしているつもりでございますけれども、一方で国連常任理事国入りを目指している。しかし、先ほど申しました朝鮮半島問題、そして中国問題、これあり。そして、この米国との関係、米軍再編、そしてこの大綱問題。日本というのはどういうこれから国になって向かっていくんだろうかということについて、国民に見えてこないですね。私は、見えてくれば、本当に度々言いますが、どうも五十一番目の州にしか、小泉さんの、小泉政権というのは見えてこない。こういう中での防衛大綱なんですよ。そういうふうにもう見えざるを得ません。これはまた御異論あるかも分かりませんので、一応そこら辺はそういうことにさしていただきます。専守防衛かどうかということについて、憲法の枠内、専守防衛の路線変わりませんとおっしゃりますから、あえてそういうことをお話しさしていただいているわけですね。
〔委員長退席、理事浅野勝人君着席〕
で、ミサイル、これ迎撃なんですけれども、後ほど同僚議員からも同様な質問出るかも分かりませんが、これ、朝鮮民主主義人民共和国と、いわゆる北朝鮮、北朝鮮そして中国、これは、いわゆる北朝鮮の今の核問題については早くもう何としてもストップさせなきゃならないというふうに、核開発にならないと思うんですけれども、この中国、北朝鮮が発射したミサイルがアメリカに届くまでには相当時間掛かりますよね。日本には数分で届いてしまうと。
我が国の領土領海、公海も含めて迎撃をしていくということなんですけれども、ミサイル迎撃の技術が完成をしたとしても日本の防衛に本当に役立つかどうかというこれは素朴な疑問があるんですけれども、これを今、防衛大綱なり、防衛庁のこの予算でトータルで一兆円ですか、なんなんとしようとして、やろうとしているわけなんですけれども、対象とする、危惧をするのは北朝鮮であり、アメリカとの話合いでいえば、今後、中国もということも言葉として出てるんでしょう。そういうことを今やろうとしているんじゃないですか、準備をしているんだろうけれども、技術的な点と、そういうことを果たして、戦後六十年、我々ずっと歩んできたけれども、今やろうと、これからやろうとすることなんだろうかということについて、二つ疑問が、持ちますけれども、いかがですか。