山本一太の発言 (外交防衛委員会)
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○山本一太君 答弁も含めて十分以内ということなんで、かなり短く質問させていただきたいと思います。
まず、小島参考人にお聞きしたいと思います。
中国における反日デモの背景について大変説得力のある明確な御説明をいただいたわけなんですが、私もこの反日デモの趨勢を大変心配をしております。中国が、小島先生おっしゃったように、ある程度反日というものを外交的に使っていたとしても、ウィーン条約違反とも当然言われる、デモ隊の投石を止めなかったりしているところを見ると、やはり中国側もこのデモをどう抑えていいのかということをかなり悩んでいるという風があります。
そこで、小島参考人にお聞きしたいのは、この反日デモ、ワーストシナリオ、ベストシナリオについて、なかなか予想するのは難しいと思いますが、参考人の考える具体的なシナリオですね、これをちょっとお聞かせをいただきたいということでございます。
もう一つは、簡単に言いますが、この反日デモについての若い世代の、いわゆる中国の新世代の役割、位置付けというものに私は大変興味を持っておりまして、七〇年代の一人っ子政策で出てきた若者たち、わがままで切れやすい、しかし教育水準は高い、それに愛国主義教育も加わり、十年以上にわたって日本も経験したことのないような一〇%以上の経済成長を遂げている中国の中で育ったプライド、しかし同時にコンプレックス、こういう若い世代がこれから中国の政治体制にどういう影響を与えていくのかということについて是非お聞きしたいと思います。
それから、柳井参考人については、外交官として、最後は外務省のトップとして御活躍をされたわけですが、長年にわたりアジア外交を目撃してこられたということで、九八年の金大中大統領の訪日、江沢民主席の訪日のときのいろんないざこざといいますか、あの日本側の対応の戦略にも深くかかわっておられた。田中総理のASEAN訪問のときの暴動についてもいろいろと検証される立場にいた。韓国にも赴任をされておられた。そういう立場から、柳井参考人は、今の小泉外交をどう評価するか、小泉総理のアジア外交をどう評価するか。
小島先生は戦略なき靖国参拝とか言っていつも厳しいことをおっしゃいますが、私は必ずしも八方ふさがりではないと思っていますし、小泉総理でなくてもいつかは通らなければいけなかった道なんではないか。中国が市場主義経済に移行する中で出てくるナショナリズムを考えれば、こういうことは早晩起こったかもしれない。韓国はほとんど、ウリ党政権が出てきて、戦後の韓国の保守政治を根底から一回ひっくり返そうという雰囲気になっている。こういう中で、外交の当事者として外交に携わってきた立場から、小泉総理の東アジア外交というものをどう評価されるか、その点についてお伺いしたいと思います。
質問、ほぼ五分か六分ぐらいだと思います。