高野博師の発言 (環境委員会)
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○副大臣(高野博師君) 基本的には、外交というのは国益を追求するものだと思います。環境外交も第一義的には国益を優先すべきだとは思いますけれども、加えて今御指摘のように、環境の場合には、人類益とかあるいは地球益という、場合によってはぶつかり合う二つの利益を求めることもあり得るのではないかと思います。私は、環境の外交の理念というのは、やはり一般的な外交理念と同じように、人間の安全保障ということでいいのではないかと思っております。
御承知のとおり、地球温暖化がますます深刻化している、あるいはまた資源や廃棄物の国際的な移動というようなことが活発に行われている、そういうことを背景にしまして、環境分野での国際的なルールづくりが進んできておりまして、この環境外交の占める位置はますます重要になっているというふうに認識をしております。
国際社会の中で日本の存在感を示し、日本の環境政策を主張し、そして国際的なルールづくりに積極的に参加するということは国益に合致すると、こう思っております。そのためにも、関連の情報を迅速に的確にキャッチする、あるいは情報を収集する努力が必要でありまして、そのためにも、在外公館あるいは国際機関に環境省の職員を出向させるような体制整備も努めているところでありますけれども、いまだ十分ではありませんので、是非委員会の委員の先生方の御理解と御協力もお願いしたいと思っております。
また、外交には外交目的と外交戦略があり、そして外交の手段が必要だと思うんですが、特に外交の手段、ツールとしては、先ほど御指摘のような人間関係、個人的な人間関係も重要だと思いますけれども、一つは、やっぱりODAというのは極めて有効な手段だと思っておりまして、環境分野での、私よく言いますようにエコODA、これに対する対日期待感は非常に強いものがありますので、その戦略的な利用ということも考える必要があるのではないかと思います。
今後とも、小池大臣を筆頭に、先頭に、能勢政務官、そして私と、こういう国際会議に出席しながら環境外交を積極的に推進してまいりたいと思っております。