田浦直の発言 (決算委員会)
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○田浦直君 私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十五年度決算外二件に対し、是認することに賛成するとともに、委員長提案の内閣に対する警告並びに内閣及び会計検査院に対する措置要求決議案に賛成の意を表するものであります。
是認に賛成する理由の第一は、我が国の厳しい財政状況等を踏まえて適切な経済財政政策の運営が行われたことであります。
平成十五年度当初予算は、無駄な歳出は徹底して削るという観点から、実質的に平成十四年度を下回る水準に抑制されました。しかし一方で、科学技術振興費など、我が国の将来の発展につながる活力ある社会経済の実現に向けた重点四分野の予算は、対前年度比一・三%増、金額で三千六百億円増となるなど、財政健全化と景気の双方に配慮されたことであります。
是認に賛成する第二の理由は、構造改革の取組強化が図られたことであります。
金融システム改革、税制改革、規制改革及び歳出改革を四本柱とし、不良債権処理の加速、産業再生の推進、構造改革特区制度の推進などの対策が講じられ、デフレの抑制、日本経済の再生に向けた取組が推進されたことであります。
是認に賛成する理由の第三は、経済運営を始めとする諸政策の成果が昨今堅調に見られることであります。
平成十六年度の実質GDPは年率一・九%のプラス成長となり、特に、直近の平成十七年一―三月期では年率換算五・三%の高い成長を達成しました。失業率は、本年四月には四・四%と六年四か月ぶりの低水準となり、また長年懸案であった金融機関の不良債権も、本年三月、すべての大手銀行が不良債権比率を半減するとの政府目標を達成しました。こうした景気回復の進展は、平成十五年度の経済財政政策運営が適切であったことを証明するものであります。
以上、賛成理由を述べてまいりましたが、厳しい財政状況の下、政府は、従前にも増して規律を持った財政運営、予算の適正執行に努める必要があります。しかし、平成十五年度の決算検査報告の指摘内容に不適正経理等の事案が後を絶たないことは誠に遺憾であり、政府には深い反省と再発防止の徹底など、適切な対応を強く求めるものであります。
最後になりましたが、平成十五年度本委員会の決算審査は、長年の念願であった決算の早期提出の実現に加え、審査の中身が警告決議や多岐にわたる措置要求決議の作成、国会法第百五条に基づく会計検査院への検査要請へつながるなど画期的なものでありました。本委員会の審査の充実に向けた委員長以下、関係各位の御尽力に心から敬意を表する次第であります。
平成十六年度決算は本年秋にも提出される予定でありますが、参議院の決算審査の充実のため、今後の更なる努力をお誓い申し上げ、私の賛成討論といたします。