岡崎トミ子の発言 (内閣委員会)
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○岡崎トミ子君 おはようございます。民主党・新緑風会の岡崎トミ子でございます。よろしくお願いいたします。
二十代の後半のころから食というものについて大変関心を持ってまいりました。いろいろと、無農薬、減農薬ですとか、食品の安全ということでは添加物のないものをとか、いろいろ走り回ったりしたことが、そのころからなんですけれども、でも実際ここに来ますと、ついこの間、国会でドックに入りましたというか検査をしたら、脂肪肝なんて言われましたり、体重は削減しなさいなんて言われると、思うとおりに食べていると大変なことになるなと、やっぱり栄養のバランスというものをきっちりと分かって食べていないと、私の六十一の年齢では少し考えなくちゃいけないなと、私自身はそういうふうに思うわけなんですが。
それとは今度別にいたしまして、私の宮城県、市川一朗さんも同じ選挙区なわけなんですが、民俗研究家の結城登美雄さん、六十歳がいらっしゃいまして、今年度の文部大臣賞、芸術選奨の中で受賞されたんですが、この方は東北のおよそ六百ぐらいの箇所、過疎のところを中心になって自分の足でずっと歩きまして、地元学を実践されてきました。殊に、おばあちゃんから取材をすることが多かったわけなんですが、さもない日々の生活の中にあるものを掘り起こして、そしてそれを見直して新しい地域づくりをつくっていく、人と向き合いつながっていくということを実践されてきたわけなんですが。
その中に、ついこの間合併して加美町になりましたが、旧宮崎町では、千五百世帯のところで、ふだん食べている、ふだん着の食べ物をみんな持ち寄ってみよう。それは大変食材が豊かなわけなんですね。えっ、うちの食べているものなんかとっても恥ずかしくて出せないというふうに思っていて、本当に初めは一割か二割だったんですけれども、最後のところでは千五百世帯のうち千三百食が集まって、それが食の文化祭となって、今年三月三十一日までに九回行われた。そのうちに、これは農林水産大臣賞も食の文化祭は受賞しているんですが。
私もそのお祭りに参加して、昔、村のいろんな労働力が足りないときに結いという形で出てきて、お互い助け合って農家を、農業を営むという、そういう形のときの行事食ですね、その行事食を食べさせていただいたり、あるいは、ずんだもち御存じでしょうか、豆ずりですね。あれをすって、豆打、それに田舎ですから「ん」が入っちゃいましてずんだもちというふうに言うんですが、そういうお弁当を食べたりして、町のいろんなところでいろんなおばあちゃんたちとおじいちゃんたちとお嫁さんたちと、奥さんたちと話をして、とっても元気になっている、地域が活性化されたというのを見ます。それはやっぱり子供たちにもそれが伝わって、町に誇りを持つ、食べていることに誇りを持つ、もう九回も重ねられてきたというところからそれを感じ取ることができて、これこそ、基本法という法律を作らなくても町の中から沸いてきた食育だなということを思います。
もう一つは、宮城県、これは私のところの選挙区、大変遠いところなんですけれども、唐桑にカキの養殖業をやっている畠山重篤さんは、森は海の恋人運動をもう十五年重ねていらっしゃいまして、六千人の子供たちにずっとその体験教育というのを行ってきました。つまり、カキというのは、子供たちはどんなえさを食べてこんなふうになるんですかというような質問があるくらい、実はそうではなくて、森が豊かで川が健全で、その植物プランクトンが海に流れて、それを食べてこんなおいしいカキができるんだよというので、みんなで森に木を植える運動をしてきたということですよね。
北海道でも既にもう行っていて全国に広がっているものなんですけれども、これはもう環境の面から子供たちに伝えられてきた。これもやっぱり環境だけれども食育にもつながるものだなということを感じておりまして、こういうふうに地域の中から全国の中で、もちろんいろいろ様々に食育と言われなくても行ってきた、あるいは法律が作られなくても行われてきたということを私は思っております。
今回は、参考人の方々からも大変いろんなお話を伺いまして、改めてこの法律を中身を見ますと、この中身で良かったのかなという、本当に基本法を作らなければいけなかったんだろうかという思いを強くいたしております。
この法律の中で基本理念は七つも掲げられておりますけれども、その一番目に、第二条ですね、「食育は、食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資することを旨として、行われなければならない。」となっておりまして、これはどういう意味なのかなんです。つまり、国民が生涯にわたって健全な食生活を実現するために食に関する適切な判断力を養う必要があるということでよろしいんでしょうか。短くお願いします。