市川一朗の発言 (郵政民営化に関する特別委員会)
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○市川一朗君 総理にお尋ねしたいと思いますが、この四月、宮城県、衆議院の宮城二区の補欠選挙がございました。総理にも宮城県入りしていただきまして、私は自民党公認候補の選対本部長を務めておりまして、総理の仙台駅前の第一声、非常に人も多く集まりまして、どこから入るのかなと思っていましたら、郵政民営化から入られました。正直言って選対本部長としては少し心配になったわけでございます。しかし、堂々とやられましたですね。
それで、その後、その前後、もちろんでございますが私も多くの仙台市民とお会いしました。郵政民営化ももちろん議論になりました。それ以上に経済の問題とか、あるいは特に老後の不安、それから増税問題、こちらの方が皆さん関心が強くて、それほど強い関心はないんですが、逆に、強い関心がないという意味は、そんなに郵政民営化に大きな危機感を持っていない。これはやっぱり大都市と地方の郡部の違いもあるかなと、これは仙台市民でございましたから、あのときは。そんなふうに思ったんですが、選挙も自民党として勝つことができましたし、私も、郵政民営化に関しまして、この際は小泉総理の言い分を聞かなきゃいかぬなと思いましたのは、そのころがかなり大きな転機だったわけでございます。
今やそういうわけで迷いはないんでございますが、ただやっぱり懸念は消えないんですね、基本的懸念。先ほど来申している懸念です。これは一杯ありますが、しかし端的に言いますと、やっぱり郵便局本当に大丈夫だろうかと。法律で設置が義務付けられておるとはいいながら、基本的にはもうけ主義の会社の営業所になるわけですよね、利潤を追求しなきゃいけない会社の営業所になると。それで本当にもつのかなと。
それからさらに、やっぱり郵便局の非常に特徴である小口の貯金、私なんかは小学校入る前からお世話になった貯金ですよね、それから簡易保険、こういったものがこれはまた法律上義務付けられてもいない。こんなものはやっぱり最後はなくなっちゃうんじゃないかなと。
そうしますと、この間、現地調査で岩手県行ってまいりましたが、年金暮らしのお年寄りの方々はみんな郵便局を頼りにして年金を受け取ったりされておられると。それが歩いていけるところにあると。だから、お年寄りにとってはもう死活問題に近いような話だということでございました。私もそうだなというふうに思いました。
これは担当大臣の竹中大臣に対しまして何回も質問ありました。それから、小泉総理にも、先ほど申し上げたような形で片山幹事長からも質問があったわけですが、五分ぐらいで、五分以内でひとつ郵便局、そしてそういう貯金、簡易保険サービス、これが国民から消え去ってしまうということは、やはり政治としてそれは防がなきゃいけないという総理の決断をひとつテレビの前で国民の皆様にお伝えいただきたいと思う次第でございます。