2005-10-28
衆議院
細田博之
国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会
細田博之の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)
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○細田国務大臣 イラクのフセイン政権については、非常に長い間いろいろな評価がされたこと、そして、それはフセイン政権自身の責任に負うことが非常に大きかったと私は思います。
突如イランに攻め込んでイラン・イラク戦争を始める。そしてそこでも化学兵器を用いる。それから、突如クウェートに侵攻して大変な被害を及ぼして、そして湾岸戦争のもとになって、旧に復するけれども、そのまま専制的な政権は維持する。そして国内においては、クルド族を初め少数派の人たちに現に化学兵器などを使用するという、いろいろな証拠はあるわけでございますが、そういった過去の悪い実績がたくさんある中で、かつ、化学兵器については、これも大量破壊兵器の一種だと認識されておりますが、使ったという事実がある。
したがって、それを壊したかどうかというのは、実際に非常に難しい問題ではありますが、現には見つからなかったということですね。
それから、核兵器についても、ウラン濃縮に取りかかったことは事実でございますし、そのための遠心分離機その他さまざまな装置は持っておって、IAEA査察で一たん廃棄をした。この廃棄自体は確認されておると思いますが、それを再開したということが非常に強く推定されてきた。これが、核兵器に関する、一たんやったことをまたやっているんじゃないかという、現在はまたイランとか北朝鮮とかいろいろなところが疑いを受けて査察の問題があるわけですが、こういった経緯の中での国連決議、かつ、実際にさまざまなデータを出せ、査察を受けろ、こういうときに、言を左右にしてまじめに対応してこなかったことも事実であります。そういったことが総合的に国際社会に対して大きな不信感を買い、かつ、そのような兵器が存在したと強く推定されたということは事実だと思います。
したがって、それを国際社会が大きく意思決定したことについて、それが大きな過失であったかどうかという点は、私はむしろ、フセイン政権の側にも大きな問題と、現に人権じゅうりんその他の行為、あるいは隣国への侵略等、こういったものを総合的に考えるということは大事であって、そして、これは私なりにずっと言っているわけでございますが、総理大臣も、あるいは歴代外務大臣、防衛庁長官も累次の答弁をさせていただいているわけでございます。
したがって、私は、このことが間違いであったとか判断ミスであったと言うにしては、経緯は極めて重いと強く類推させるだけの国際的環境及び悪い実績が積み重なってきたと私は考えております。