竹中平蔵の発言 (郵政民営化に関する特別委員会)
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○竹中国務大臣 今、関委員が、公社のまさに最前線の方々が本当に汗を流してしっかりやっておられるというお話をされました。私自身もよく似た経験をしょっちゅうしております。
実は先般も、私のマンションのエレベーターの中で、私が帰ってきたときに、ばったり、書留か何かを届けられるんでしょうね、郵便局員の方と、ぱっと、エレベーターの中で一緒になりまして、向こうはびっくりしまして、もう緊張して直立不動になって、お手やわらかに願いますというふうにおっしゃって、私は、いや、そんなに緊張しないでください、民営化で必ずよくなりますから、これは皆さんのためになりますからというふうに申し上げて、そのとき、やはり私自身も関委員と同じように、やはり現場で皆さん頑張っておられるんだな、こういう方々のためにもよい改革をしなければいけないんだということを強く感じた次第でございます。
今、その意味では、実は郵便事業そのものを取り巻く環境が大変厳しくなっているということを改めて我々は認識しなければいけないと思います。Eメール等々が世界的に普及する中で、日本の郵便物は毎年二%から三%減少している、去年は郵便全体で二・三%の減少、通常郵便物は何と五・三%、一年間で減少しておりました。そういう中で、やはり大変厳しい環境になっていく、ますます厳しくなっていくということを覚悟しなければいけません。
一方で、金融の技術革新などで今さまざまな金融商品が民間で提供されている、関委員もそういうお仕事に携わっておられたわけですが、そういう中に郵便貯金の業務、簡易保険の業務が置かれているということ、したがって、残高が今後減っていくということもやはり覚悟しなければいけないでしょう。一方で、物流サービスでは国際環境が激変していて、ドイツやオランダでは郵便会社による国際展開が、これは世界的にも注目をされている、日本ではまだそれができない状況になっている。
そういうことを考えますと、私は、郵便局の職員のお立場からしましても、今後民間企業になってますますその活躍の場が広がるということに大いなる期待と誇りを持っていただきたいというふうに思うんです。今委員が効率化も進められるだろうというふうにおっしゃいました。一方で、例えばですけれども、今、郵政の公社、私がビジネスの素人なりに拝見していても、物すごい不動産を持っておられますね。これは東京駅の前、大阪駅の前はよく言われますが、各地方都市におきましてもすばらしい不動産を持っている。しかしそれが、やはり周りの状況から見て本当に十分活用されているのかな、この不動産を十分活用するだけでもいろいろな、地域を活性化する、そしてその中心として仕事ができるという、やはりやりがいが私はあるんだと思います。地域に密着してこれまでやってきた郵便局、郵便局の皆さんであるからこそできる地域密着型の民間企業としての新しい業務というのが私は本当にたくさんあるというふうに思っております。
ぜひとも郵政民営化を実現して、そういう中に職員の皆さん、そういう環境の中に皆さんを置いていただいて、そしてますます頑張っていただきたい。それが公社をよくすることであり、公社の職員の生活をよくすることであり、そして日本経済全体をよくすることであるというふうに考えております。