2005-12-12
参議院
麻生太郎
イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会
麻生太郎の発言 (イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会)
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○国務大臣(麻生太郎君) 若林先生よりびっくりしたのは当人ですから、質問をされる相手が、総理にされた方がよろしいんで、どういうつもりでされたかと言われると、ちょっと私もお答えようのしようがないので。
今、日本として、外務省に限りませず、いろんな意味で、世の中というのは随分変わりつつあるんだと思っております。少なくとも、どうでしょう、冷戦構造が終わって十五年ですから、それで世の中は平和になるという予想に反してあちらこちらで、これまで予想しておりませんでしたテロというものが九・一一に限らずいろんなところで起きておりますのは御存じのとおりでありまして、そういう治安とか、いわゆる政情不安定ということは、結果として日本という国にとりましては、通商、貿易等々で成り立っている国家としては、いわゆる通常の通商ルートが閉ざされたり危険にさらされたりということは日本にとって極めて国益を害することになりますんで、日本としては中東に限らずいわゆるアジアの地域におきましても、基本的には安定したもの、治安といったようなものがきちんと維持されていくというのが極めて大事なものだと思っておりますんで、私どもとしてはそういったところは是非、日米同盟というのもありますけれども、そういったものはもちろん私どもとして基本として大事に置いておかねばならぬ最も基本中の基本と思います。
しかし、同時に、私どもとしてはこのアジア地域の安定というものを広く考えておかねばならぬことも確かでありまして、いろんな意味で日本としての役割なり日本に対する期待というものがODAに限らずいろんな形ででき上がりつつある、期待されつつある。しかし、他方では、景気が悪くなったためにこの五、六年間ODAはほとんど総額ずっと一貫して減ってきておりますんで、そういったことに関する不満、若しくはいわゆる要求というものは、今回のクアラルンプールでもいろんな形で個別の外務大臣交渉に出されておりますんで、私どもとしてはそういった国々ときちんといろんな形での対応がされて、いや、実はうちも苦しいのにこれだけやってきたんだという話で、出すのが当たり前みたいな話をされるとちょっとそれは少し話が違いますんで、私どもも一生懸命やってきた結果なんだということもお互いに理解し、そういった国々の経済が良くなるということは回り回って日本にとってもいい結果になるというように思っておりますんで、是非そういった面で努力をしていきたいと思っていることは確かですけれども、それを期待しておられるかどうかはちょっと御本人に聞いていただいた方がよろしいかと存じます。