町村信孝の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(町村信孝君) 外務大臣を再度拝命をいたしました町村信孝でございます。
 参議院外交防衛委員会の開催に当たり、林委員長を始め、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げますとともに、この機会に国連改革の現状及び先般中国の北京において行われた第四回六者会合について御報告を申し上げます。
 安保理改革を始めとする国連改革は、国際社会が直面する様々な脅威に効果的に対処する上で極めて重要です。去る九月、ニューヨークで国連第六十回総会が開会し、その冒頭、百八十か国以上の国の元首、首脳等の参加を得て、国連首脳会合が開催されました。我が国からは小泉総理大臣に御出席をいただいたほか、私も同首脳会合の日程の一部及びその直後の一般討論に出席してまいりました。
 まず、安保理改革につきましては、G4を軸とする過去一年の作業が具体的な成果には結び付きませんでしたが、改革の機運はかつてなく高まっています。国連首脳会合で採択された成果文書でも安保理改革の実現に向けて本年末までに国連総会で検討を行う旨の記述が盛り込まれました。また、首脳会合、一般討論演説を通じ、百三十九か国が安保理改革の必要性に言及しています。我々は現在、第二の出発地点にいます。これまでの蓄積を踏まえつつ、今後とも、各国の理解と協力を得ながら、改革に向けて更なる外交努力を行っていく考えです。
 また、前述の成果文書は、開発、平和、人権、国連改革など、幅広い内容を含むものであり、旧敵国条項の削除、人間の安全保障への言及、平和構築委員会や人権理事会の設置、事務局・マネジメント改革についての改善措置等が記述されております。これらは今後の具体的行動に向けた良い基礎であると考えます。
 第四回六者会合においては、六者が達成すべき大きな目標を示す共同声明に合意することができました。この共同声明の中で、北朝鮮は、すべての核兵器及び既存の核計画の検証可能な廃棄を約束しました。これは、六者会合を通じて朝鮮半島の非核化を実現する上での重要な基礎となるものです。
 また、共同声明においては、六者会合の最終的な目標の一つとして、日朝及び米朝の国交正常化が明確に位置付けられ、日朝関係については、懸案事項を解決することを基礎として国交を正常化する旨が盛り込まれました。このことは、すべての六者会合参加国が、拉致問題を含む懸案事項の解決の重要性を確認し、その上で日朝国交正常化を共通の目標として位置付けたことを意味するものであり、今後の拉致問題への取組においても極めて意義あるものと考えます。
 十一月初旬に行われる予定の次回会合では、今回の共同声明を実施に移すための具体的方途、特に核廃棄等の手順や検証の問題に関し協議を進めていく考えです。我が国は、朝鮮半島の非核化、日朝間の諸懸案の解決を踏まえた日朝国交正常化、そして北東アジアの平和と安定という大きな目標達成のために、関係各国と協調しつつ最大限努力していきます。
 なお、今般の六者会合の際に行われた日朝協議において、我が方より、拉致問題につき、生存者の帰国、安否不明者の真相究明、拉致実行犯の引渡しを再度強く求めた上で、このままでは厳しい対応を求める声が日本国内でますます強まる旨伝え、北朝鮮側の真摯な対応を改めて促しました。また、日朝の政府間協議の再開に速やかに応じるよう申し入れたところ、北朝鮮側から、対話の再開に同意する旨の回答を得ました。
 政府としては、できるだけ早期に政府間対話を行い、拉致問題を始めとする諸懸案の解決に向け、引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。
 以上、国連改革及び六者会合について御報告申し上げました。林委員長を始めとする本委員会の委員の皆様の御理解、御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 町村信孝

speaker_id: 34906

日付: 2005-10-11

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会