只野雅人の発言 (憲法調査会)

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○参考人(只野雅人君) じゃ、私の方からも簡単にお答えをさせていただきたいと思います。
 直接民主制と代表民主制をどう考えるかというお話、これはいろいろ議論があるわけです。
 例えば、まず直接民主主義の方から考えてみますと、先ほどフランスの例をちょっと申し上げましたけれども、恐らく議会だけで審議をしていれば憲法条約通っていたんだろうというふうに思うんですね。国民投票で否決されたということですから、やはり議会の民意とそれから実際の民意との開きというものが常に存在している。そういうことになりますと、重要な問題については国民自身が直接決定するということの重要性は私は否定できないというふうに思っております。
 ただ、他方で、直接民主主義にもやはり限界はあるだろうと。これも先ほど申し上げたところですけれども、性格上、イエスかノーかという形で二者択一の答えしかできない。したがって、世論の中にある多様なニュアンスというものをそこで酌み取ることが難しい。ということになりますと、やはりこれは議会の中でできるだけ多様なニュアンスを反映するような仕組みを考えながら討議をして、あるいは調整をして政策をつくっていくと、そういう形で民意との一致を図っていくという必要性も否定できないだろうというふうに思うわけです。
 したがいまして、重要なのは、両者をどう組み合わせていくか。特に重要な問題については国民投票を考えながらも、他方で代表民主制の在り方を常に見直していくということが重要なのかなと。
 非常に一般的なお話になりますけれども、そんなふうに考えております。

発言情報

speech_id: 116314184X00320051019_008

発言者: 只野雅人

speaker_id: 19194

日付: 2005-10-19

院: 参議院

会議名: 憲法調査会