丸谷佳織の発言 (外務委員会)

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○丸谷委員 ありがとうございました。
 今大臣おっしゃっていただきましたとおり、確かにハード、学校がなければ集まるところもない、地域のハブとなる建物がないということでは困りますので、そこをまずやっていただくと同時に、大臣の御指摘の、しかしながらソフト面、教える側の教員も重要であるということが、本当に、今回のケニアにおけるIPUにおいてお会いしましたNGOの方からも御指摘を受けたところでございます。
 特にアフリカの現状、ケニアはアフリカの中ではまだ経済的にも前進している国でありますけれども、それでもやはり貧困、飢餓、あるいは感染症による非常に困難な面は、特に女性と子供に多く悪影響を与えている。しかしながら、その女性、子供が例えば教育を受けようとしたときに、どうしても、ジェンダーイクオリティーという視点からの教育が非常に重要であるというお話をお伺いしました。しかしながら、ジェンダーイクオリティーのための教育をしようと思っても、何せ女性の先生がいなければ、なかなか男性の先生だけではジェンダーイクオリティーという視点で教育を受けさせることもできないということで、女性の教師を急速に育てていく必要性があるというお話もお伺いをしてまいりました。
 こういったことも踏まえまして、ぜひ今後も、日本として、人を育てることを重視してきた日本の経験と知識を生かして国際貢献をしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 そこで、教育に関してもう一点お伺いをさせていただきたいと思います。
 先日報道されたばかりでございましたけれども、今回、ユニセフとイラク政府がイラクの子供たちについて調査をしたという報道がございました。その調査によりますと、イラク戦争やフセイン政権崩壊後の治安の悪化により、深刻な栄養失調状態にあるイラクの子供が戦争前と比べ倍増しているという結果が出ております。
 具体的に申し上げますと、調査対象の一五%が、月十五ドルですから約千七百円ですか、千七百円以下で生活をする極めて貧しい状態にあり、長期間にわたって後遺症を患う可能性がある深刻な栄養失調の子供は全体の九%でございまして、この数字は二〇〇二年のイラク戦争前の四%であった二倍以上に相当するということでございます。さらに、二歳未満の栄養失調率は一二%から一三%に達したということでございます。
 戦争自体は非常に短い期間で終わりました。今現在、イラクでは国際社会の支援あるいは我が国の貢献もございまして着々と国づくりが進められているところでございますけれども、残念ながら、やはり、弱者という言葉は余り好きではございませんが、子供たちの健康状態にはこのような悪影響が出ていると申し上げざるを得ない調査結果を見るにつけ、今後、このイラクの子供たちの支援はどうあるべきなのか、我が国として何か力を注ぐことができないのだろうか、このような思いがするわけでございますけれども、こういったこと受けて、外務省はどのようにお考えになるでしょうか。

発言情報

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発言者: 丸谷佳織

speaker_id: 15339

日付: 2006-05-19

院: 衆議院

会議名: 外務委員会