麻生太郎の発言 (外務委員会)
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○麻生国務大臣 二〇〇二年の五月の例の在瀋陽総領事館の事件につきましては、御存じのように、事件後、一連の日中外相会談というものを受けまして、領事協力の枠組みに関する協議というのを実施して、いわゆる日中領事協定の交渉を進めているというのが実態です。
中国国内におきますデモ、我が国のいわゆる大使館等々の公館に対する暴力行為につきましては、累次にわたりまして、いわゆる陳謝、原状の回復、中国側の責任ある対応というのを求めておりますが、中国側は、国際慣例及び国際法の関連する原則に従って適切に処理をするという旨述べております。
現実は、原状回復作業につきましては、中国の日本大使館また大使公邸の修復は、昨年十二月をもって基本的に終了をいたしております。また、上海総領事館につきましても、中国側と今、建築技術の話で技術的な調整を進めておるところでもあります。御存じかと思いますが、壁代の値段についてという話ですので、技術的というか値段的な話で、ほぼ話が終わりつつあります。
陳謝につきましては、現時点で中国よりその表明はなされておりません。引き続き、中国側の対応が日中相互の信頼の醸成の上からも極めて重要と思っております。
上海総領事館の自殺問題につきましては、現地の中国側の公安当局者による領事関係に関するウィーン条約上の接受国の義務違反に関する遺憾な行為であったと考えております。したがって、日本政府としては、中国政府に対して厳重な抗議を行っておりまして、事実関係の究明も累次にわたって求めております。
それ以後も、去る三月六日に行われましたアジア大洋州局長と中国外交部との非公式協議におきましても、本件陳謝の件につき、中国側の誠意ある対応を改めて促してもおりまして、放置しているわけではなく、その後引き続きやらせていただいておるというのが現状であります。