2006-08-11
衆議院
石破茂
国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会
石破茂の発言 (国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○石破委員 ぜひ引き続いてよろしくお願いをいたしたいと思います。
それで、私は、今もイラク特措法に基づいて航空自衛隊が活動しておる、テロ特措法に基づいて海上自衛隊が活動しているわけですね。これを、その都度その都度特措法によるのではなくて、やはり一般法というものが必要なんだろうと思っておる人間でございます。
その前に一つお尋ねをしておきたいのですが、これは官房長官にお尋ねすべきことでしょうか、通告をしておりませんので、もしお答えをいただけなければ結構なのですが。
今、インド洋で補給活動をしております。この法律の期限自体が十一月一日で切れるのですよね、根拠法を失うことになるわけですね。それで、まだ一般法というのは当然間に合わない。したがって、私自身はこのテロ特措法というものを延長する必要があるのではないかと考えております。
先般、当委員会にアフガニスタンのカルザイ大統領がお見えになりました。カルザイ大統領がお見えになって、スピーチをなさいました後、私どもとディスカッションをいたしました。そのときにカルザイ大統領が、日本の自衛隊が果たしている活動というのは非常にすばらしいものだという評価をいたしておりました。そして、これを継続してもらいたいということも彼は言っておりました。
つまり、今度視察に行かせていただきたいと思っていますが、洋上において補給をするというような技術は、どの国の海軍も持っているわけではないのですね。ああいう過酷な環境にあって、自動車にガソリンをつぐのとはわけが違いますから。船が併走して、同じ間隔を保ち、同じスピードで、同じ方向を目指してずっと何時間も走る。大きな船であれば数時間も要するわけですからね。その間、テロに対する警戒もしていかねばならない。そういうような高度な補給技術を持っている国というのはそんなにないわけであります。アメリカの船はもう手いっぱいでありますし、イギリスもそんなに多くの能力を持っているわけではない。まして、日本の海上自衛隊の補給部隊の能力は恐らく世界随一だと私は思っておりまして、であるからこそ、パキスタンの船のような非常に補給が難しい船に対しても、日本の海上自衛隊の技量であれば補給が可能である。そして、パキスタンというようなイスラムの国がこのオペレーションに参加をしておるということが国際社会においては大きな意味があるのであって、それを可能にしておる海上自衛隊の活動というのは今後も続けていくべきものだと考えております。
いずれにしても十一月一日に法律は切れるわけです。きょうは八月十一日なわけです。世の中に、ただのガソリンスタンドなんかやめちゃえという議論があるんですね。自衛隊がただでやっているから、だからあのオペレーションが終わらないんだというような本末転倒の議論をする人が時々いるわけですよ。
ですけれども、私は、補給というものがいかに大事なのか。オペレーションを支えるのは根底においては補給なわけであって、この補給をなし得る日本の海上自衛隊というのがここで引いてしまうということになれば、オペレーション全体に大きな影響を与える。私は、そういうことがあってはならないし、一般法がまだできない以上、この法律は延長するということを政府において真剣にお考えいただきたいと考えておりますが、官房長官、もし御所見があればお願いしたい。