福井俊彦の発言 (財務金融委員会)

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○福井参考人 金利と申しますものは、経済、物価の情勢に見合った金利水準というところにセットされて初めて金利機能が最大限その効用を発揮する、資源の再配分機能というのを最も有効に発揮することによって経済の活力を最大限引き出し、いい経済のパフォーマンスを実現していく道につながる、こういうことになります。したがいまして、いずれは日本の金利も日本の経済、物価の状況に見合った水準に段階的には引き上げていく必要があるわけでございます。
 しかし、何分にも日本経済、非常にいい状況になってまいりましたけれども、長年のデフレ的な色彩のもとでの苦しい過程を経ての現状でございますから、さまざまな後遺症も残っているかもしれない、外から及んでくるショックに対してまだ十分強靱であるとは限らないということでございますので、さらにそうしたショックに対する脆弱性が消えていく過程というものは、大事にそのプロセスを運んでいく必要がある。
 もう一つ、グローバルエコノミーの伸展の中で、日本経済、外からの強いローコストコンペティションといいますか競争圧力にさらされておりまして、企業としてはなかなか値上げをしにくい環境というのが続いております。そうしたことも含め、今後の物価環境というものが、経済が回復過程をたどる中でも物価上昇圧力が高まりにくいという状況であれば、比較的低い金利を長く続ける余裕というものが我々に与えられているかもしれない。
 この両面を考慮しながら、しばらくはゼロ金利ないしは極めて低い金利水準というものを保てる期間があるのではないか、こういうふうに想定しております。しかし、いずれは中立的な金利水準に徐々に戻すということがこれからの日本の経済の活力を真に引き出す道につながる、こういうふうに考えております。

発言情報

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発言者: 福井俊彦

speaker_id: 9074

日付: 2006-03-10

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会