竹中平蔵の発言 (予算委員会)
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○竹中国務大臣 久しぶりに経済学者として質問をいただきまして、ありがとうございます。
一九八〇年代、貿易摩擦の時代に、アメリカの力の源泉は何かという議論をする際に、それは実は、マーケット、市場の脅威ではないかという議論がございました。アメリカはたくさんのものを世界じゅうから輸入します。その国がマーケットを閉ざすぞというような姿勢になると、やはり各国大変大きな影響を受ける、それがアメリカの最も大きな経済的な力の源泉ではないかという議論がございました。
中川委員御指摘の、まさに輸入を拡大することによって、それで一種の個々経済的な安全保障が確保できるという議論は、私はまことにごもっともな御意見であろうかと思っております。
いわゆる経済というのは、お互い相互依存を高めて、いわば抜き差しならない関係に入ることによって、より発言権が増される。日本のように軍事力を持たない国は、その意味では、こうした経済力、シビリアンパワーというようなものを高めることこそがその貢献であると思いますし、それを通して、まさに議員御指摘のように自由貿易等々の共通の価値観を広めていく。これは世界的にも重要なことであるし、また日本の経済安全保障にとっても極めて重要な方向であるというふうに思っております。