加藤公一の発言 (予算委員会)

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○加藤(公)委員 では、もう一つ例を挙げてお話をしたいと思います。
 これも私の地元なものですから、余り地域のことばかり言うのは若干言いにくいところはあるんですが、何せ選挙区内に二つも研究施設があるものですから、あえてそれを例にさせていただきます。
 東村山市の青葉町というところに国立感染症研究所のハンセン病センターがあります。これまでは、らい菌の研究をしておりましたので、いわゆるP2レベルというものでありました。これを今度P3レベルに上げたい、こういう話が出ております。
 この研究所も、二枚も三枚も出してもしようがないのであえて地図はつけませんでしたが、市境にあります。反対側はハンセン病療養所全生園であります。しかし、反対側は清瀬市の住宅街がずらっと並んでいる、あるいは青葉町の住宅街に隣接をしております。まさに、この武蔵村山の施設とほぼ同じような状況です。
 そこはP4だとは言いませんが、今までP2で住民の方が了解していた。それをP3にここで上げようとすれば、当然のことながら、これは不安を感じられるわけであります。研究棟から住宅地まで、聞くところによりますとちょうど五十メーターしか離れていない、こういう話でもございます。
 先ほど来申し上げておりますとおり、住宅地が後からできたか先にあったかは別にして、少なくとも、現状、この狭い土地の日本で、住民の方がそれだけ住んでいらっしゃるど真ん中に危険な研究施設をつくって、住民の方に何とか理解してほしいと言っても、それはなかなか容易なことじゃないと私は思うわけであります。
 研究施設のこのP1からP4というのは、通常、何にもないときにそれが稼働していて、こういう設備が整っているから安全です、こういうランク分けですよね。しかし、世の中、何が起こるかわかりません。さっきから申し上げているように、テロのリスクもあれば、あるいは日本の場合、地震災害のリスクもあります。仮に、では、大地震が発生したときに、その感染症研究所は安全なのか、こう住民の方が不安に思われても当然だと思います。あるいは、病原体をその研究所の中だけで見つけて、そこで培養してということじゃありません。あるタイミングでは、毎日とは言いませんが、その病原体を外に持ち出して運搬しなきゃいけない、そんな場面も当然出てくるだろうと思います。そこまで含めて住民の方は不安に思われるわけでありまして、その不安を住民エゴだとはとても言えないというふうに私は思うわけであります。
 さらに言えば、国立感染症研究所の本庁舎は、御存じのとおり新宿区の戸山です。東京のど真ん中に本当にその施設が必要なのかと改めて考えれば、別に、どこかの地域ならいいということを言っているんじゃありません。ただ、もっと安全に十分な研究をできる体制を整えて、そこで日本の感染症対策をもっと充実したものにした方がいいんじゃないですかということを申し上げている。
 大臣、大分御理解はいただいているようでありますが、改めて伺います。今後どう対応されるおつもりですか。

発言情報

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発言者: 加藤公一

speaker_id: 21310

日付: 2006-02-10

院: 衆議院

会議名: 予算委員会