麻生太郎の発言 (外交防衛委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) 平成十八年度外務省所管予算案について概要を御説明をさせていただきます。
 平成十八年度一般会計におきまして、外務省は対前年比二・二%減の六千九百十二億四千百万円を計上いたしております。また、我が国の極めて重要な外交手段でありますODAの予算は、外務省所管分として、対前年比三・〇%減の四千七百三十二億九千百万円を計上いたしております。
 外交の目的は、紛争、テロ、貧困等様々な課題を抱える国際社会の中で、我が国の安全と繁栄を確保していくことだと考えております。このような考え方に基づき、平成十八年度におきましては、国民とともにある外交、自由で豊かな世界を目指す外交、世界に発信する機動的外交という三つの柱の下、予算案を作成させていただきました。
 第一の柱であります国民とともにある外交に関しましては、我が国の安全と繁栄の確保のための予算を計上させていただいております。
 まず、国民の安全と安心の確保のため、一昨年に起きましたスマトラ沖大地震及びインド洋津波被害の経験を教訓とした大規模緊急事態対応のための予算や、本年三月から導入を予定いたしておりますIC旅券に関する経費を計上しております。
 次に、我が国・国民の繁栄の増進のため、海外における日本企業の活動を支援するための予算や、我が国の国際競争力を強化するために経済連携協定、EPAの交渉を推進するための経費を計上いたしております。
 第二の柱である自由で豊かな世界を目指す外交に関しましては、国際社会全体の平和と繁栄の実現に向けた我が国の国際協力・国際貢献のための予算を計上させていただいております。
 まず、我が国の外交のかなめであるODAに関する予算であります。ODAにつきましては、昨年、様々な国際会議の場において小泉総理大臣から我が国の決意を表明したことも踏まえ、より効果的かつ効率的なODAの実施に向け、コミュニティー開発支援無償を始めとする新たな協力の枠組みを導入するとともに、ODAの事後評価やNGOとの協力の強化といったODA改革を着実に行うために必要な経費を計上いたしております。
 次に、国際的なテロ対策への支援に必要な経費です。テロ対策等治安無償の導入などにより、引き続き国際的なテロ対策に協力していきたいと考えております。
 第三の柱である世界に発信する機動的外交に関しましては、我が国が効果的に外交政策を推進していくために、我が国に対する理解を促進し、外交実施体制を強化していくための予算を計上いたしております。
 この下で、国内外での戦略的広報と幅広い人々に働き掛けるパブリック・ディプロマシーの強化に必要な経費、情報収集・分析体制の強化や在外公館の体制、機構・定員を含む外交実施体制の強化のために必要な経費を計上いたしております。
 定員につきましては、総人件費削減の流れを受けて、外務省としても昨年以上の業務合理化による削減努力を行っております。一方、国際社会において我が国が取り組むべき課題が増大し続けている中、我が国の外務省の定員は主要国と比べて極めて脆弱であることから、平成十八年度につきましては新規定員五名を含む十九名の増員を図る予定です。
 以上が平成十八年度外務省所管予算案の概要であります。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2006-03-22

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会