高野博師の発言 (外交防衛委員会)
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○高野博師君 イラクの地元の住民あるいはイラクの政府の自衛隊の人道復興支援に対しては、感謝をし、評価をしているということはそのとおりだと思います。
日本国内での世論調査によれば、高く評価する日本国民は一〇・五%、評価するというのは四六%、合わせて五六・五%は評価していると。その理由は、復興に役立っている、六六%、もう一つは日米同盟維持が国益になると、これが二〇%、こういう評価なんでありますが、イラク、そして我が国、しかし中東全体の中ではどうかと、アラブ世界の中で。世論調査やったわけではありませんが、自衛隊派遣の評価というのは分かれているかなという感じがいたします。日本はやるべきではなかったんではないかという意見もかなりあるということも言われております。ちなみに、イギリスは、この参戦によって中東諸国のイギリスに対する信頼感が弱まった、あるいは中東に対する影響力が弱まったというようなことが言われております。
それはそれとして、私は基本的にはきちんと評価はしたいなと思っておりますが、しかしその撤収のタイミングは物すごい難しいと。で、イギリスとオーストラリア軍が撤退したときに一緒にということが言われていますが、その英豪軍の撤収もまだ見通しが立っているわけではない。一番最悪のケースは、万一自衛隊に何かあったときに、これは逃げるようにして撤収すると、あるいはそれができないということになると余計これは泥沼に入ってしまうということもありまして、日本のきちんとした理由付けがあって撤収するということをもう相当慎重に、しかし早急に探るべきではないかなと思っておりまして、私は、個人的には、新しい本格政権が発足したときに、五十億ドルのODAというのは表明しているわけですから、日本はODAを通じての援助に切り替えたというきちんとしたこの大義名分を持って撤収ということを主張していかないとタイミングを逸するんではないかという懸念を持っておりますが、長官はどうお考えでしょうか。