麻生太郎の発言 (外交防衛委員会)
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○国務大臣(麻生太郎君) 三つ御指摘がありましたけれども、最初の、津波が、こんなものはなかったというモルディブの件ですけれども、御存じのようにここはかつて津波が一回ありましたんで、そのために日本がいわゆる防波堤を造った。これは三メートルの津波用に防波堤を造ったんですが、そこだけ今回も被災をしておりません。これはもう事実であります。
したがって、あそこのガユーム大統領とかジャミールっていいましたか、外務大臣からも、私どもはここは感謝をされると同時に非常に高く評価をされておりますんで、こういった、現実問題としてきちんと、こういうことは二度と起こらないんじゃなくて二度と起きたわけだから、そういった意味では、こういった常日ごろのというのは大事なんだという話は既にして、向こうも理解をいたしております。
二つ目の自助努力の話でございますが、これはもう櫻井先生おっしゃるとおり、物すごく大事なところだと存じます。
日本のODAの場合は、これは施しとは全然違うんで、少なくともうちが教えるのは、魚を上げるんじゃなくて、魚の釣る道具と釣り方であって、釣るのは自分たちよと。釣る仕掛けも、それからやり方も私どもやるけれども、教えられるけれども、やるのは自分たちでやるんですよという点は、これはかなり徹底をしていると思っております。
一例だけ申し上げます。この一月三日にインドに行きました。インドはODAで地下鉄がニューデリーの中に通っております。このニューデリーの中の地下鉄に乗ったんですけど、入口に物すごく大きな、これは日本とインドの協力によって、ODAによってできましたといって、だれが見ても目に入るようなどでかい広告が出ているんで、だれがやったか分からぬようなことになっている国とは全然違いました。もうきちんと分かるようにしてある。地下へ入っていった。改札所のところにもう一回また書いてあって、円グラフが作ってあって、七五%は日本のODAですと、あとのここの分がイギリスで、インド政府で何とかって書いてありましたけれども、これに乗って、まあこれだけ広告していただいてありがとうございましたとその総裁に礼を言ったら、ミニスター、大臣、私どもが感謝しているのはこれじゃないと。
これも確かに感謝しているけれども、私は、何とか、MITだかどこか出た技術屋で、このプロジェクトの最初からずうっと日本の技術屋と一緒にこの地下鉄工事に参加したと。最初に八時に来いと言うから八時に行ったら、日本の技術屋は全員作業服で待っていたと。いきなり満座の前でどなり付けられて、八時は仕事を開始する時間だと、今ごろ背広で来るやつはどこにいるんだと言われて、えらい恥ずかしい思いをして、翌日は七時四十五分に行ったら、遅いというような顔されたもんだから、三日目には七時半に行ったと、そしたらみんな着替えていたと。以来四年何か月、とにかく徹底して納期と働くという美学を教えられたと。
少なくとも今インドでは、この何とかって、地下鉄のことをデリー・メトロというんですか……