金田勝年の発言 (外交防衛委員会)
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○副大臣(金田勝年君) 日中関係というのは我が国にとりまして最も重要な二国関係の一つであると、このように考えております。そして一方で、日中間につきましては経済あるいは人的往来といった面につきまして強固な基礎が存在していると、このように考えております。
しかしながら、先生がただいま御指摘されましたように、この日中関係というのはやはり相互理解といいますか、両国国民の相互理解はいまだ十分とは言い難いという面があろうかと思います。お互いの心が離れつつあるといったような指摘も出ておる状況の中で、やはり中長期的な視点に立ちまして、観点に立ちまして、両国の国民、特に次世代を担います青年の直接的な交流を推進していく、そして相手をしっかりと等身大に理解するということが必要ではないかというふうに考えるわけであります。
このような認識に立ちまして、その必要性に加えて、先般の国会を通過いたしました平成十八年度予算におきましても、外務省といたしましては、対前年比約六〇%増、合計三十一億円になりますが、対中国のパブリックディプロマシー予算を確保をいたしたわけであります。また、平成十七年度の補正予算におきましては、国際交流基金並びに日中友好会館に対しまして総額二十五億円を出資、拠出いたしております。そして、日中二十一世紀交流基金、計百億円になるんですけれども、この基金を立ち上げた次第であります。
こうしたことを受けまして、私は、今般訪中いたしまして外交部、文化部、教育部そして共産主義青年団等の中国側の責任者と積極的な意見交換を実施してきた次第であります。
具体的に申し上げますが、一つには、日中二十一世紀交流基金の立ち上げによります日中双方の高校生を中心とした交流事業の実施、そして二つ目には、本年秋に中国側が予定しております日本における中国文化事業の取り進め方につきまして、そして三つ目には、日中国交正常化三十五周年であります明年を日中文化スポーツ交流年といたしまして、特に中国における日本文化年事業を実施していくということ、これは明年ですね、そして四つ目には、中国教育テレビ局に対しまして「プロジェクトX」を始めといたします番組ソフトを提供いたしまして対日理解を促進することにしてもらいたいということ、そして五つ目には、中国における日本語教育に係ります協力の在り方につきまして幅広く建設的な議論を行ったという点であります。
以上、具体的に申し上げましたが、今回の訪中を通じまして我が国の文化交流そして人的交流への取組につきまして強い意欲を中国側に理解してもらい、両国国民の交流促進をすることの重要性を双方で確認するということができたという点につきましては、今後の日中関係の上で大きな意義があったのではないかと、このように考える次第であります。