浅野勝人の発言 (外交防衛委員会)
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○浅野勝人君 北朝鮮にちょっと触れておきたいと思いますけれども、北朝鮮の財政制度は二重構造になっています。財務省が二つある。一つは国家の財政を担当するまともな役所ですが、もう一つは金正日個人の懐へ入る資金を管理する役所です。平壌で三十九号と呼ばれる建物がその役所です。金正日は言わば第二財務省の資金を思いのままに朝鮮労働党や軍の幹部に配って忠誠心をつないでいます。
バンコ・デルタ・アジア銀行が北朝鮮の麻薬や偽造した米ドル札のマネーロンダリングに関与したのがばれてアメリカの金融機関が取引を停止し、マカオ政庁も口座を凍結したことは既に公表されています。同じような疑惑がアジア地域の大手の銀行にもささやかれているという情報がこのところしきりです。アメリカによる金融の締め付けは北朝鮮を追い詰めており、六か国協議の行方とも絡んで米中北三国が微妙な綱引きをする主要な、主な争点になっているという見方が専らです。これらの資金が第二財務省の財源になっているわけですから、もし大手の銀行で北朝鮮系の口座が凍結されるといった新たな事態が発生したら、北朝鮮にとってはバンコ・デルタ・アジアとは比べ物にならない打撃になるものと見られます。
これらの事柄は人ごとではありません。かつては日本からの献金がかなりのウエートを占めていたという経緯がありますから、外為管理と日本に立ち寄る北朝鮮船舶の監視を一層強めて、北への不明瞭な送金をゼロにする必要があります。
外務省にはかなりの情報が集まっていると思われますが、ここで本当のことをしゃべるわけにもいかないでしょうから、副大臣、差し障りのない感想をお聞かせください。