高野博師の発言 (外交防衛委員会)
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○高野博師君 それはそうなんですが、もう少し具体的に言いますと、やっぱり第一次世界大戦のときにイギリスが再三日本の陸軍をヨーロッパに派遣してくれと要求をしたと、それを日本は断ってきたというようなことがあって日英同盟が崩壊していったとも言われていますが、孤立した日本が今度はドイツと同盟を結んだと。イギリスと対立しているドイツと同盟を結んだということは、もう明らかにこれは要するに同盟のベクトルが違う方向に行ったということで、これはもう簡単に崩れると。同盟関係というのは意外と容易に崩れ得るものだというこの認識は必要なんではないかと思います。これが、日本が別な国と、ドイツと同盟を結んだことによって破局的なもう御承知のとおりの歴史になったと、これはもう教訓だと思いますが。
そこで、日米同盟の現状、あるいは問題点があるのかないのか。で、なぜ私今回この問題を取り上げたかといいますと、ある評論家が、日米同盟は病んでいると、日米同盟は空洞化しているとテレビで言ってたものですから、これは本当にそうなら重大なことだなと、決してそうではないんだというところについての政府の明言をいただきたいなと思っていますが、日米同盟は当然として根拠は日米安保条約にあると、日米安保条約の適用範囲は極東だと。しかし、日米安保体制というのは、これは再定義によってアジア太平洋の平和と安定に寄与すると、これは冷戦後の国際情勢の変化によってそういう再定義をしたわけでありますが、日米安保条約そのものが片務的な条約だという、これは日本側の憲法上の問題、あるいは集団的自衛権の行使の問題等があるという、そういう背景があると思いますが、そもそも日米同盟の大義というのは何なのかについてお伺いしたいと思います。