外交防衛委員会
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会
会議録情報#0
平成十八年四月二十日(木曜日)
午前十時一分開会
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 舛添 要一君
理 事
浅野 勝人君
山本 一太君
榛葉賀津也君
柳田 稔君
高野 博師君
委 員
愛知 治郎君
岡田 直樹君
金田 勝年君
川口 順子君
小泉 昭男君
櫻井 新君
福島啓史郎君
浅尾慶一郎君
犬塚 直史君
今泉 昭君
白 眞勲君
遠山 清彦君
緒方 靖夫君
大田 昌秀君
国務大臣
外務大臣 麻生 太郎君
国務大臣
(防衛庁長官) 額賀福志郎君
副大臣
防衛庁副長官 木村 太郎君
外務副大臣 金田 勝年君
大臣政務官
防衛庁長官政務
官 愛知 治郎君
外務大臣政務官 遠山 清彦君
事務局側
常任委員会専門
員 泊 秀行君
政府参考人
警察庁刑事局組
織犯罪対策部長 米田 壯君
防衛施設庁長官 北原 巖男君
法務大臣官房審
議官 三浦 守君
外務大臣官房参
事官 梅田 邦夫君
外務省北米局長 河相 周夫君
外務省中南米局
長 坂場 三男君
外務省国際法局
長 小松 一郎君
外務省領事局長 谷崎 泰明君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○外交、防衛等に関する調査
(竹島周辺海域の海底調査に関する件)
(日中関係に関する件)
(犯罪人引渡条約の締結に関する件)
(日米同盟に関する件)
(在日米軍基地問題に関する件)
(在日米軍再編問題に関する件)
○経済上の連携に関する日本国政府とマレーシア
政府との間の協定の締結について承認を求める
の件(内閣提出、衆議院送付)
○マルチチップ集積回路に対する無税待遇の付与
に関する協定の締結について承認を求めるの件
(内閣提出、衆議院送付)
─────────────
この発言だけを見る →午前十時一分開会
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出席者は左のとおり。
委員長 舛添 要一君
理 事
浅野 勝人君
山本 一太君
榛葉賀津也君
柳田 稔君
高野 博師君
委 員
愛知 治郎君
岡田 直樹君
金田 勝年君
川口 順子君
小泉 昭男君
櫻井 新君
福島啓史郎君
浅尾慶一郎君
犬塚 直史君
今泉 昭君
白 眞勲君
遠山 清彦君
緒方 靖夫君
大田 昌秀君
国務大臣
外務大臣 麻生 太郎君
国務大臣
(防衛庁長官) 額賀福志郎君
副大臣
防衛庁副長官 木村 太郎君
外務副大臣 金田 勝年君
大臣政務官
防衛庁長官政務
官 愛知 治郎君
外務大臣政務官 遠山 清彦君
事務局側
常任委員会専門
員 泊 秀行君
政府参考人
警察庁刑事局組
織犯罪対策部長 米田 壯君
防衛施設庁長官 北原 巖男君
法務大臣官房審
議官 三浦 守君
外務大臣官房参
事官 梅田 邦夫君
外務省北米局長 河相 周夫君
外務省中南米局
長 坂場 三男君
外務省国際法局
長 小松 一郎君
外務省領事局長 谷崎 泰明君
─────────────
本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○外交、防衛等に関する調査
(竹島周辺海域の海底調査に関する件)
(日中関係に関する件)
(犯罪人引渡条約の締結に関する件)
(日米同盟に関する件)
(在日米軍基地問題に関する件)
(在日米軍再編問題に関する件)
○経済上の連携に関する日本国政府とマレーシア
政府との間の協定の締結について承認を求める
の件(内閣提出、衆議院送付)
○マルチチップ集積回路に対する無税待遇の付与
に関する協定の締結について承認を求めるの件
(内閣提出、衆議院送付)
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舛
舛添要一#1
○委員長(舛添要一君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として警察庁刑事局組織犯罪対策部長米田壯君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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外交、防衛等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、政府参考人として警察庁刑事局組織犯罪対策部長米田壯君外七名の出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
舛
舛
岡
岡田直樹#4
○岡田直樹君 自由民主党の岡田直樹でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
追加で御通告した竹島周辺海域の調査の問題についてお伺いをいたしたいと思います。
海上保安庁の調査に対して韓国側が激しく反発をいたしまして騒然とした雰囲気になっておりますけれども、外務大臣としてこれからどういう対応を取られるか。
日本側からは、ドイツで行われる国際会議で韓国側が独自の地名の提唱をしないならばこの調査を見送ってもいいというような提案もされたと聞いておりますが、これに対して先方の反応はいかがでございましたでしょうか。
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海上保安庁の調査に対して韓国側が激しく反発をいたしまして騒然とした雰囲気になっておりますけれども、外務大臣としてこれからどういう対応を取られるか。
日本側からは、ドイツで行われる国際会議で韓国側が独自の地名の提唱をしないならばこの調査を見送ってもいいというような提案もされたと聞いておりますが、これに対して先方の反応はいかがでございましたでしょうか。
舛
舛添要一#5
○委員長(舛添要一君) 御答弁なさる前に、皆様方にお知らせいたしますけれども、本日より世界地図を外交防衛委員会の部屋に掲げることにいたしましたので、御活用いただきたいと思います。
それでは、麻生外務大臣、御答弁願います。
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麻
麻生太郎#6
○国務大臣(麻生太郎君) 岡田委員の御質問で、現時点におきましては、今般の海上保安庁の調査につきましては、いわゆる国際法にのっとりまして冷静に粛々と進めていきたいと考えております。
この調査の背景というのは、何でこの時期にやるのかという御意見等々はよくマスコミで書いてあるところではあります。ただ、この六月にドイツで行われる予定になっております海底地形の名称に関する小委員会というのがございますけれども、この委員会におきまして、今調査しようとしております地域の海底の地名につきまして、韓国側が韓国名を提案するという動きが少なくとも現時点まではあっております。このため、日本としてはこの対案を提出する必要がありますので、その必要なデータを収集するというために海上保安庁がこのタイミングで海洋の科学的調査を行うということが背景であります。したがって、六月の二十一日から三日間というようにブレーメルハーフェンというドイツの市で行われる予定でございますんで、これに合わせておるということであります。
御存じのように、日本と韓国との間ではいわゆる通称排他的経済水域というのがいわゆる正確に画定を両方でいたしておりませんので、重複している部分があります。したがって、双方が主張しております通称EEZ、排他的経済水域の重複する海域の存在上、両方でということになりますので、したがって今回海上保安庁が調査をいたします地域につきましては、双方が調査を行うということは国際法上何ら問題はないということであろうと存じます。
また、この調査を行います海上保安庁の測量船というのはこれは非商業的目的、いわゆる商業船じゃないということでのいわゆる政府船舶ということになります。したがって、国際法上、このような船舶、いわゆる政府船舶というものに関しましては他国の管轄権の行使というものから免除されていると、商業船舶ではございませんので。したがって、この日本の測量船に対しまして韓国側が拿捕等々のいわゆる執行管轄権の行使というものを含む措置をとるというものは、国際法上認められておりません。
政府としては、こういった認識の下、国際法条に照らして冷静に対応していくという考えでありまして、韓国に対しましても同様な呼び掛けを行っておるというのが現状でございます。
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御存じのように、日本と韓国との間ではいわゆる通称排他的経済水域というのがいわゆる正確に画定を両方でいたしておりませんので、重複している部分があります。したがって、双方が主張しております通称EEZ、排他的経済水域の重複する海域の存在上、両方でということになりますので、したがって今回海上保安庁が調査をいたします地域につきましては、双方が調査を行うということは国際法上何ら問題はないということであろうと存じます。
また、この調査を行います海上保安庁の測量船というのはこれは非商業的目的、いわゆる商業船じゃないということでのいわゆる政府船舶ということになります。したがって、国際法上、このような船舶、いわゆる政府船舶というものに関しましては他国の管轄権の行使というものから免除されていると、商業船舶ではございませんので。したがって、この日本の測量船に対しまして韓国側が拿捕等々のいわゆる執行管轄権の行使というものを含む措置をとるというものは、国際法上認められておりません。
政府としては、こういった認識の下、国際法条に照らして冷静に対応していくという考えでありまして、韓国に対しましても同様な呼び掛けを行っておるというのが現状でございます。
岡
岡田直樹#7
○岡田直樹君 盧武鉉大統領がまた極端なことを言っております、日本の国粋主義政権が侵略の歴史を正当化しようとしていると。まあ、靖国参拝やら歴史教科書の問題等を絡めて韓国民の反日感情をあおり立てて、そして有利に事を運ぼうと、あるいは韓国民の人気を得ようと、こういう対応だと思いますけれども、これに対する外務大臣のお考え、それと、私は日本として堂々と主張をしていただきたいと思うんですけれども、やはり衝突、真正面からの衝突というのは避けねばならない、非常に難しいところでありますが、大臣の決意をお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →麻
麻生太郎#8
○国務大臣(麻生太郎君) これは基本的には、先ほど申し上げましたように、国際法上何ら我々に瑕疵があるわけではございません。重複しておるいわゆるEEZの部分というのは、これは日韓以外にもいろいろございますんで、そういったところにおきましても、韓国側はこれまで三回か四回、この地域の海洋調査を行っておると記憶をいたしますので、日本側としてもそれに対応して、少なくとも六月のドイツの会議に合わせるということになりますと、私どもとしてはそのまま黙って看過していくというわけにはならないという立場になります。
当然のこととして、日本は日本の国益にのっとって、日本の立場を主張するにはそれに合ったそれなりの資料というものが必要というのは当然のことと存じます。したがって、これに合わせて日本としてこの地域に対して測量を行うという必要があろうと思いますので、いろいろ今後どういう対応になってくるか、円満にいくかいかぬか、これ双方の話合いの話だろうとは思いますけれども、私どもとしてはいわゆる不測の事態というものをなるべく避けたいと思って、平和裏にこのことが解決されるように今外交ベースを通して、次官、大使等々のところにおいて交渉が行われていると御理解いただければと存じます。
この発言だけを見る →当然のこととして、日本は日本の国益にのっとって、日本の立場を主張するにはそれに合ったそれなりの資料というものが必要というのは当然のことと存じます。したがって、これに合わせて日本としてこの地域に対して測量を行うという必要があろうと思いますので、いろいろ今後どういう対応になってくるか、円満にいくかいかぬか、これ双方の話合いの話だろうとは思いますけれども、私どもとしてはいわゆる不測の事態というものをなるべく避けたいと思って、平和裏にこのことが解決されるように今外交ベースを通して、次官、大使等々のところにおいて交渉が行われていると御理解いただければと存じます。
岡
岡田直樹#9
○岡田直樹君 冷静に、しかし堂々と主張していただきたいと思います。
話題を変えて、ちょうど一年前の中国の反日暴動についてお伺いをしたいと思います。
我々日本人の国民性として、淡泊というか、一年もたつと忘れてしまうことが多いわけでありますけれども、中国や韓国の人たちはそれこそ六十年前でも百年前でも出来事というのを忘れない、そして外交カードとして使ってくるわけであります。我々も一年前のことを忘れずにしっかりと主張を続けていきたいと思います。
そこで、当時この委員会で我々何度も御質問をいたしましたけれども、中国にある大使館や総領事館の被った損害、総額どのぐらいになるものか、あるいは在留邦人、民間の日本人が受けた損害はどれほどであるか、官民の合わせた損害についてお示しをいただきたいと思います。外務省、どなたでも結構です。
この発言だけを見る →話題を変えて、ちょうど一年前の中国の反日暴動についてお伺いをしたいと思います。
我々日本人の国民性として、淡泊というか、一年もたつと忘れてしまうことが多いわけでありますけれども、中国や韓国の人たちはそれこそ六十年前でも百年前でも出来事というのを忘れない、そして外交カードとして使ってくるわけであります。我々も一年前のことを忘れずにしっかりと主張を続けていきたいと思います。
そこで、当時この委員会で我々何度も御質問をいたしましたけれども、中国にある大使館や総領事館の被った損害、総額どのぐらいになるものか、あるいは在留邦人、民間の日本人が受けた損害はどれほどであるか、官民の合わせた損害についてお示しをいただきたいと思います。外務省、どなたでも結構です。
梅
梅田邦夫#10
○政府参考人(梅田邦夫君) お答えいたします。
昨年、我が方の公館では、北京の大使館事務所、それから大使公邸、それから上海の事務所に対して暴力的行為があったわけでございますが、総額は約六千万円と見積もっております。それから、日系企業に関連しましては約四十社が被害を受けており、当方に被害額を連絡していない企業等もありますが、当方が把握している限りでは合計で約千七百万円の被害が発生したとの報告を受けております。
以上です。
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以上です。
岡
梅
岡
岡田直樹#13
○岡田直樹君 当時の町村外務大臣は度々謝罪と賠償ということを求めたわけでありますけれども、どうも明確な謝罪というのはなかったように思います。
麻生大臣になってから謝罪と賠償を求めたということはございますか。
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梅
梅田邦夫#14
○政府参考人(梅田邦夫君) お答えいたします。
昨年の十月以降に関連しましても、累次大使館と中国側との間では様々な協議それから修正要求、謝罪要求等を行っております。
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岡
岡田直樹#15
○岡田直樹君 それは今後のこともありますから、しつこいぐらいにお願いをしたいと思うわけです。
北京の大使館、これは中国側の持ち物だと思います。また、上海総領事館は日本側の財産であると認識しておりますけれども、これらの修理、修復というものは中国側が修復をしたのか、あるいは日本が自前で日本の予算でしたのか、どちらでしょうか。
この発言だけを見る →北京の大使館、これは中国側の持ち物だと思います。また、上海総領事館は日本側の財産であると認識しておりますけれども、これらの修理、修復というものは中国側が修復をしたのか、あるいは日本が自前で日本の予算でしたのか、どちらでしょうか。
梅
梅田邦夫#16
○政府参考人(梅田邦夫君) まず、中国大使館及び公邸の修復につきましては、既にこれも報道もされておりますけれども、昨年十二月をもちまして終了しております。基本的には中国側が費用負担も含めまして負担をしておるということでございます。
上海総領事館につきましては、基本的には中国側が責任を持って原状回復をするということでの合意はございますが、現在、事務所の外壁パネル、これは日本製で非常に値段が中国側から見て高いということで、今現在まだ中国側と技術的な意味での調整を行っている途上でございます。
この発言だけを見る →上海総領事館につきましては、基本的には中国側が責任を持って原状回復をするということでの合意はございますが、現在、事務所の外壁パネル、これは日本製で非常に値段が中国側から見て高いということで、今現在まだ中国側と技術的な意味での調整を行っている途上でございます。
岡
岡田直樹#17
○岡田直樹君 当時、日本の料理店であるとかいろんな店舗に投石をされて損害を受けたわけでありますが、中国在住の日本人の方々が心身ともに非常な圧迫を受けて、そういう意味での損害も非常にあったというふうに思います。
中国の国内法に基づいて損害賠償請求ということをされたケースはあるのかどうか、日本人が泣き寝入りをしたということがあってはいけないと思いますが、そうした裁判の例あるいは総額についてお答えをいただきたい。
この発言だけを見る →中国の国内法に基づいて損害賠償請求ということをされたケースはあるのかどうか、日本人が泣き寝入りをしたということがあってはいけないと思いますが、そうした裁判の例あるいは総額についてお答えをいただきたい。
金
金田勝年#18
○副大臣(金田勝年君) 被害を受けました日系企業につきましては、対応は企業ごとに異なるわけでありますけれども、ほとんどの企業は何らかの手当てが終了していると承知しております。
しかし、救済措置が必要であるにもかかわらずいまだに救済措置が得られていない企業、これは具体的には上海のレストラン二軒というふうに聞いておりますが、もありまして、これらにつきましては引き続き企業とよく相談しながら、我が方より中国当局に対して適切な対応を求めているところであります。
この発言だけを見る →しかし、救済措置が必要であるにもかかわらずいまだに救済措置が得られていない企業、これは具体的には上海のレストラン二軒というふうに聞いておりますが、もありまして、これらにつきましては引き続き企業とよく相談しながら、我が方より中国当局に対して適切な対応を求めているところであります。
岡
岡田直樹#19
○岡田直樹君 これからも政府としてサポートをしていただきたいと思います。
先日、予算委員会で麻生大臣に台湾のことを御質問しましたら、岡田さん、あなたは親台派なのかというふうにおっしゃる方がいました。私は親台派であると同時に親中派でもあると思っておりまして、中国との関係も大事にしなければならない、しかしそれゆえに言うべきことは言わなければならないというふうに強く思います。
反日暴動事件というのは、ある意味では日本側から突き付けることのできる有力な外交カードではなかったかと思うんですけれども、それを余り生かし切れていないのではないか、こういうふうにも思います。
外務大臣の御見解、この事件に関する総括的なお考えというものをお伺いしたいと思います。
この発言だけを見る →先日、予算委員会で麻生大臣に台湾のことを御質問しましたら、岡田さん、あなたは親台派なのかというふうにおっしゃる方がいました。私は親台派であると同時に親中派でもあると思っておりまして、中国との関係も大事にしなければならない、しかしそれゆえに言うべきことは言わなければならないというふうに強く思います。
反日暴動事件というのは、ある意味では日本側から突き付けることのできる有力な外交カードではなかったかと思うんですけれども、それを余り生かし切れていないのではないか、こういうふうにも思います。
外務大臣の御見解、この事件に関する総括的なお考えというものをお伺いしたいと思います。
麻
麻生太郎#20
○国務大臣(麻生太郎君) いかなる理由があるにしろ、少なくとも、他国の外交特権を与えられておりますいわゆる公館というものを襲撃する、またそれを保護すべき当該国のいわゆる警察官等々がそれを見過ごす等々というのは、これは常識的なことを言って、あってはならぬことだと思っております。それが事実起きておりますんで、そういった意味ではこの話は極めて重要な意味を含んでおると思って、少なくともこの種の話に関しましては、おっしゃるとおり、私どもとしてはっきり物を申せる立場にあると思っておりますので、この点に関しましては、今後とも非常に大きなカードになり得るというお話でしたけれども、私どももそう考えております。
この発言だけを見る →岡
榛
榛葉賀津也#22
○榛葉賀津也君 民主党・新緑風会の榛葉賀津也でございます。
本日は、外務大臣並びに警察庁、法務省に、逃亡犯罪人の問題についてお伺いをしたいと思っております。
厚生労働省が発表をしました外国人雇用状況報告という資料によりますと、平成十七年の六月一日現在で事業所に直接雇用をされている外国人労働者、この数字が載っているんですが、前年比で何と一〇・二%増をしているということで、合計十九万八千三百八十人と過去最高の数字を記録をいたしております。出身地域別で見ますと、東アジアが四三・二%でトップでございまして、次いで中南米の三〇・四%、東南アジアの一四%と続いております。受入れしている日本の地域なんですが、東京がトップで四万三百五十八名で最多でございます。次いで愛知県の二万五千四百三十六人、第三位が静岡県の一万六千五百四十二名、以下、神奈川、大阪と続いていくわけでございますが。
昨年の年金国会でも議論になりましたが、我が国の合計特殊出生率は一・二九に下がりまして、これだけ人口が減ってまいると、当然労働力も減ってくる。国際社会がこれだけグローバル化して、FTA、EPA等々の交渉も盛んになってくる。当然、様々な経済的、政治的要素が相まって、この国には多くの外国人がこのように共存、共生していく社会になってきているというふうに思っております。
ほとんどの外国人がまじめにこの社会で一緒に働き、またそれぞれの立場で御努力をされて生きていらっしゃる方々でございますが、日本の犯罪人同様に、どうしても外国人犯罪というものも外国人の流入が増えるに従ってこれまた増加しているというのも事実でございます。
この外国人による犯罪というものも今後大きな問題として、私はこの国の政治問題としてとらえていかなければならないと思うんですが、そのような中、平成十七年十月十七日に静岡県湖西市にお住まいの山岡宏明さんと理恵さんの最愛の娘である山岡理子ちゃん、二歳十か月だったんですが、静岡県の湖西市で交通事故に遭い、尊い命を失いました。これは加害者の信号無視による不条理な死だったわけでございますが、その後、静岡県警の懸命な捜査によりまして犯人は特定されました。しかし、この犯人も分かっているんですが、いまだにこの犯人は逮捕されておりません。それは、犯人が外国人であったからでございます。容疑者のフジモト・パトリシアという女性が逮捕状の出る前日に、何と正に夜逃げ同然の形でブラジルに帰国をしてしまいました。
実は、山岡さんの、理子ちゃんのお母さんがホームページでこのことを記しているわけでございますが、少し朗読をさせていただきたいと思います。
平成十七年十月十七日午前十一時半ごろ、悪夢が起きた。私たちは食事を取るため近くのスパゲティー屋に向かう途中でした。理子は大好物のスパゲティーを食べるためスタゲティー、スタゲティーと喜んでいました。
理子ちゃん、スタゲティーじゃなくてスパゲティーなんだよなんて平和な会話を楽しんでいました。あの交差点に進入するまでは。
信号を青で進入。左の方から信号無視で突っ込んできた軽自動車と衝突、横転、即死でした。二歳十か月と二十二日。余りにも早過ぎる死でした。我が家のアイドルを突然失った私たちの時計はあの日から止まったままです。
何で、何での毎日。あの日あの場所を通らなければよかった。あと一秒早かったらあと一秒遅かったら、チャイルドシートに乗せてあげていたら助かったかもしれないと自分たちを責め苦悩する毎日。そのうち私たちの子供に生まれなかったら死なずに済んだと、そんなことまで考えてしまう。
加害者は日系ブラジル人。事件後、一度も謝罪に訪れず、逮捕状が出る前日に帰国。同国との犯罪人引渡条約がなく強制捜査ができない状況です。私たちの宝物を奪っておいて今も罪に問われずのうのうと平穏に暮らしているかと思うと悔しくて涙が止まりません。
以来、私たちはブラジル国との犯罪人引渡条約の締結を求めていろんな方にお願いをしています。私たちが理子のためにしてあげることはこの条約の締結により加害者が罪に問われること。そしてますます増えていくブラジル人労働者、それに比例して増えていく犯罪、条約がなく悪いことをしても逃げれば大丈夫などという認識を持ったブラジル人が一人でもいれば安心して暮らすことはできません。理子の死を無駄にしないために今後、理子のようなかわいそうな子、私たちのような悲しい遺族を出さないために早急に条約を結んでもらうよう国に訴えていくことだと思っておりますというような文章が載っているんですが、実はこの山岡さんのケースだけではございません。
静岡県では、新聞報道されているだけでも、理子ちゃんの事件から一か月後の平成十七年十一月二十二日、浜松市内のレストランで経営者が強盗殺人で死亡いたしました。これも犯人はブラジルへ逃亡帰国してしまいました。また、一九九九年七月にも浜松市内で女子高生がひき逃げで死亡しました。これも犯人はブラジル人でしたが、ブラジルへ逃亡帰国して、犯人が特定している、居場所も分かっているにもかかわらず、私たちは何もできないでいる状況でございます。遺族の思いを考えると、これは政治としても何とかしなければいけないと思うのは私だけではないはずでございます。
そこで、政府にお伺いしますが、現在ブラジル人による犯罪件数というのはどれぐらいあるんでしょうか、端的にお願いします。
この発言だけを見る →本日は、外務大臣並びに警察庁、法務省に、逃亡犯罪人の問題についてお伺いをしたいと思っております。
厚生労働省が発表をしました外国人雇用状況報告という資料によりますと、平成十七年の六月一日現在で事業所に直接雇用をされている外国人労働者、この数字が載っているんですが、前年比で何と一〇・二%増をしているということで、合計十九万八千三百八十人と過去最高の数字を記録をいたしております。出身地域別で見ますと、東アジアが四三・二%でトップでございまして、次いで中南米の三〇・四%、東南アジアの一四%と続いております。受入れしている日本の地域なんですが、東京がトップで四万三百五十八名で最多でございます。次いで愛知県の二万五千四百三十六人、第三位が静岡県の一万六千五百四十二名、以下、神奈川、大阪と続いていくわけでございますが。
昨年の年金国会でも議論になりましたが、我が国の合計特殊出生率は一・二九に下がりまして、これだけ人口が減ってまいると、当然労働力も減ってくる。国際社会がこれだけグローバル化して、FTA、EPA等々の交渉も盛んになってくる。当然、様々な経済的、政治的要素が相まって、この国には多くの外国人がこのように共存、共生していく社会になってきているというふうに思っております。
ほとんどの外国人がまじめにこの社会で一緒に働き、またそれぞれの立場で御努力をされて生きていらっしゃる方々でございますが、日本の犯罪人同様に、どうしても外国人犯罪というものも外国人の流入が増えるに従ってこれまた増加しているというのも事実でございます。
この外国人による犯罪というものも今後大きな問題として、私はこの国の政治問題としてとらえていかなければならないと思うんですが、そのような中、平成十七年十月十七日に静岡県湖西市にお住まいの山岡宏明さんと理恵さんの最愛の娘である山岡理子ちゃん、二歳十か月だったんですが、静岡県の湖西市で交通事故に遭い、尊い命を失いました。これは加害者の信号無視による不条理な死だったわけでございますが、その後、静岡県警の懸命な捜査によりまして犯人は特定されました。しかし、この犯人も分かっているんですが、いまだにこの犯人は逮捕されておりません。それは、犯人が外国人であったからでございます。容疑者のフジモト・パトリシアという女性が逮捕状の出る前日に、何と正に夜逃げ同然の形でブラジルに帰国をしてしまいました。
実は、山岡さんの、理子ちゃんのお母さんがホームページでこのことを記しているわけでございますが、少し朗読をさせていただきたいと思います。
平成十七年十月十七日午前十一時半ごろ、悪夢が起きた。私たちは食事を取るため近くのスパゲティー屋に向かう途中でした。理子は大好物のスパゲティーを食べるためスタゲティー、スタゲティーと喜んでいました。
理子ちゃん、スタゲティーじゃなくてスパゲティーなんだよなんて平和な会話を楽しんでいました。あの交差点に進入するまでは。
信号を青で進入。左の方から信号無視で突っ込んできた軽自動車と衝突、横転、即死でした。二歳十か月と二十二日。余りにも早過ぎる死でした。我が家のアイドルを突然失った私たちの時計はあの日から止まったままです。
何で、何での毎日。あの日あの場所を通らなければよかった。あと一秒早かったらあと一秒遅かったら、チャイルドシートに乗せてあげていたら助かったかもしれないと自分たちを責め苦悩する毎日。そのうち私たちの子供に生まれなかったら死なずに済んだと、そんなことまで考えてしまう。
加害者は日系ブラジル人。事件後、一度も謝罪に訪れず、逮捕状が出る前日に帰国。同国との犯罪人引渡条約がなく強制捜査ができない状況です。私たちの宝物を奪っておいて今も罪に問われずのうのうと平穏に暮らしているかと思うと悔しくて涙が止まりません。
以来、私たちはブラジル国との犯罪人引渡条約の締結を求めていろんな方にお願いをしています。私たちが理子のためにしてあげることはこの条約の締結により加害者が罪に問われること。そしてますます増えていくブラジル人労働者、それに比例して増えていく犯罪、条約がなく悪いことをしても逃げれば大丈夫などという認識を持ったブラジル人が一人でもいれば安心して暮らすことはできません。理子の死を無駄にしないために今後、理子のようなかわいそうな子、私たちのような悲しい遺族を出さないために早急に条約を結んでもらうよう国に訴えていくことだと思っておりますというような文章が載っているんですが、実はこの山岡さんのケースだけではございません。
静岡県では、新聞報道されているだけでも、理子ちゃんの事件から一か月後の平成十七年十一月二十二日、浜松市内のレストランで経営者が強盗殺人で死亡いたしました。これも犯人はブラジルへ逃亡帰国してしまいました。また、一九九九年七月にも浜松市内で女子高生がひき逃げで死亡しました。これも犯人はブラジル人でしたが、ブラジルへ逃亡帰国して、犯人が特定している、居場所も分かっているにもかかわらず、私たちは何もできないでいる状況でございます。遺族の思いを考えると、これは政治としても何とかしなければいけないと思うのは私だけではないはずでございます。
そこで、政府にお伺いしますが、現在ブラジル人による犯罪件数というのはどれぐらいあるんでしょうか、端的にお願いします。
米
米田壯#23
○政府参考人(米田壯君) 過去五年間の来日ブラジル人による刑法犯の検挙件数でございますが、平成十三年には三千四百五十七件でございました。それからずっと増えてまいりまして、平成十七年、六千八百十一件でございます。
この発言だけを見る →榛
米
米田壯#25
○政府参考人(米田壯君) 先ほど言いましたのは検挙の件数でございまして、検挙の人員につきましてはこの五年間、若干の増減を繰り返しながら余り変わってございません。平成十三年、九百五十八人、平成十七年には一千六十四人でございます。
この発言だけを見る →榛
米
米田壯#27
○政府参考人(米田壯君) 私どもの統計では、年末の時点を取りましてその時点現在で逃亡している人間は何人かという統計の取り方をしております。
平成十三年末現在ではブラジル人三十八人でございましたが、平成十七年末現在では八十六人となっております。
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榛
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