高野博師の発言 (外交防衛委員会)

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○高野博師君 時間がないので、在日米軍の再編の問題について簡単にお伺いしたいと思います。
 グアムの移転経費については、これはもう皆さん御承知のとおりなので触れませんが、そもそも在日米軍も含めて、アメリカの世界戦略として再編をやっていくということの中での在日米軍の再編だと思うんですが、沖縄の負担を軽減するというのは、先ほど長官がおっしゃったように、沖縄県民のこれは悲願でもあると。したがって、日本側の要望でもありますし、日本側が応分の負担をするというのは当然だろうと思いますが、費用総額の算定の根拠もよく分からない。なぜ五九%なのかということもなかなかよくは分からない。
 国民が納得するような合理的な理由、説明というのはできるのかどうか、財源はどうするのか、ここはちょっとお伺いしませんが、その後の、先ほども質問がありましたように、ローレス国防副次官が記者会見の中で、在日米軍再編全体に係る日本側の負担が、グアム移転も含めて二百六十億ドルだと、全体としては三百億ドルだと、これも控え目な試算だと、こういうことを言っておりますが、なぜ日本側が二百六十億ドルなのか、アメリカは四十億ドルなのかということもなかなか分からない。
 問題は、この副次官が発言しているのは、同盟に対する日本側の投資というのは膨大になるよと、こういうことを言っているわけですね。この三兆円という数字は、額賀長官がラムズフェルド国防大臣との折衝の中で出てきた数字なのかどうかは分かりませんが、まとめて答えていただきたいと思うんですが、このローレス副次官の発言をどういうふうにとらえているのか。新聞報道では、日本は現金自動支払機かと、こういうことも言っておりますが、日米同盟は金次第とか、日本の安全は金次第というようなとらえ方をされやすいような無神経な発言をしては困るなと、こういうふうに思っておりますが。
 そもそも同盟というのは、両国の共通の利害、目的があるわけで、相互の義務を負うというのは当然でありますから、何よりも信頼関係が重要であります。
 したがって、いきなり三兆円なんという数字が出てくるのも、これも考え物だと思いますが、二十四日の日本で行われたシンポジウムの中で、米側の有識者が、米軍再編の進展によって日米同盟はこれまでになく良好だという、そういう認識を、これはジョセフ・ナイさんなんかも示しているわけでありますから、経費の問題で日本国内世論が批判的になるのは余り好ましくないなというふうに思っておりまして、政府はきちんとこれは説明をする責任があると思います。
 僕は、日米同盟というのは日本にとっては死活的な重要性を持っている関係でありますから、これが揺らぐようなことがあってはならないと思いますので、そこの基本的な認識を踏まえた上で、今回のこの三兆円という数字も含めて米側の発言についてどうとらえておられるのか、お伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 高野博師

speaker_id: 15245

日付: 2006-04-27

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会