北岡秀二の発言 (経済・産業・雇用に関する調査会)
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○北岡秀二君 私は、今の話、全く同感のところも多うございます。ただ一つ、我々は、これはもう政治的な課題で、大きく今後の課題として立ち向かっていかなければならない分野だろうと思うんですが、もう御承知のとおり、もう我が国経済というのは昔から言われているように資源も何もない、あるのはもう貿易立国で人材立国だというような状況の中で、確かに世界の経済環境が大きく変わってきた。これはもう話をすれば切りがないから簡単に申し上げますが、大きな要因の一つには私は冷戦構造の崩壊と、それとまたもう一つはIT産業の振興とともに経済の質が大きく変わりつつあると。そういう状況の中で、我が国の社会が先ほど申し上げた貿易立国として立ち行かなければならないという大きなもう環境変化に対応するということの激変に対して、最近、変わってきたのがここ十年、十五年だろうと思うんです。
それと同時に、今お話があったように、大企業にしてもかつては、先ほど申し上げたとおり、冷戦構造がまだ固定化されている、そしてまた、なおかつITを中心とした経済構造が変わる要因もそうない状況の中では従来どおりのスタイルでやっていけた部分もあったかとは思うんですが、経済ということを考えてみると、それでやっていけないと、なおかつ、それに対して国際競争に勝ち行けなければならないというところで、今起こっている問題が表面化してきたと。
私はもう今の御提案というのは十分に理解するし、確かにそのとおりだろうと思うんですが、ただ、私ども、これから政治的にそういう避けて通れない経済環境の変化あるいは国際的な環境変化に対して、我々自身がこれから日本の政治課題として、そういった格差問題とかあるいは終身雇用が崩壊して雇用形態が変わってくることに対して、あるいは少子化が進行してきて、核家族化がどんどんどんどん進行してきて、そういう問題が、正に今後我々自身がこの調査会等々で問題解決をしていかなければならない新たな課題として私はとらえるべきじゃないかなというふうには感じております。