高野博師の発言 (決算委員会)
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○高野博師君 イラクへの支援策ですが、イラクには本格政権ができたと。しかし、まだ国防、内務大臣は任命されてないわけでありますが、先般、駐日のオーストラリア大使にお会いしたときに、オーストラリア軍は自衛隊を置いたままで撤退することはないということを明言しておきたいと、こう言っておられました。それを聞いて安心したんでありますが、これからは本格政権、今の政権と、それからイギリス、オーストラリア、日本とこれは協議をした上でどういうタイミングで撤退するかというのを考えるんだと思います。タイミングを探るんだと思いますが、その後、やっぱり日本はきちんとイラクの復興支援に協力するということが必要だと思います。
今まで無償資金で十五億ドル、そして有償資金で三十五億ドル、コミットしているわけでありますが、直接支援の部分あるいは国際機関を通じての、あるいは復興基金を通じての支援の仕方、いろいろあると思いますが、この中身を見ましたら相当の数の支援をやっておりまして、これはほとんどODAでありますが、他の先進国と比較しても日本は相当多いんではないか。これは当然イラク国民からも感謝され、評価されていると私はそう理解しておりますし、これを続けていけば自衛隊が撤退した後もイラク国民の対日感情というのは変わらないだろうなという気がいたします。
是非、そこで、いい案件を見付けて、それでこれをやってもらいたいと思うんですが、先日の報道等によりますと、イランが十億ドルの対イラク投資を決めたと。それは主にシーア派のクルド地域だということで、スンニ派が相当反発しているということで、これは若干対立をあおることにならないかなという私は懸念を持っていますが。
時間の関係上、若干先に進んで言いますと、国連を通じての支援の中で、ハビタット、これに対する支援が非常に私重要だと思うんですが、学校の建設、これも何百校と今もう造っていると。それから、コミュニティーの再建、あるいは住居、生活インフラ、非常に重要な仕事をしているんですが、我が方がハビタットに対する援助額は年々減っているという状況にあります。十五年度は、UNHCRは約九十億円、国連人口基金は約五十億円、UNDPが約百十五億円、国連大学が八億円。これに対して、ハビタットはわずか五千二百万円。これもどんどん減っているという状況にありまして、もっとこのハビタットに対する支援を充実させた上でイラク支援をやるべきじゃないかなと、こう思うんですが、そこの点についてどうお考えか。是非増やしてもらいたいと、こう思っておりますが、外務省、いかがでしょうか。