岡田直樹の発言 (憲法調査会)
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○岡田直樹君 二度目の発言の機会いただきまして、ありがとうございます。短くお話ししたいと思います。
先ほど白先生から、速やかよりもきっちりとというお話がありまして、私も全く同感でありまして、きっちりとというのは当然のことだと思います。しかし、余り時間を掛ければいいというものでもなくて、その意味で、きっちりと速やかにというのが私の真意でございます。
簗瀬先生、先ほど、だんだんと乖離が出てきているんじゃないかとおっしゃいました。私は、すり寄るつもりはありませんけれども、それほど大きな乖離はないように思うわけなんです。
日本国憲法が人類普遍の理念として高く掲げておる三つの原則を始め、憲法の骨格というものを大事にしながら、しかしこの時代に応じたものに変えていきたい、改めていきたいというのが我々の望みであります。
そして、先ほど郵政の例も言及をいただきましたけれども、私、自民党員として、小泉総理・総裁を批判することはなかなか難しいわけでありますし、勝って幸いだったと思うんですけれども、しかし私は、あの郵政選挙、ああいう正に政権選択と政策選択をある意味では意識的に混同させる戦術といいますか、そういったものに一種の危うさというものを感じたわけであります。ここまで言ってしまっていいんでしょうか。
しかし、そこは直接民主制というものに常に伴う危険性だと思うんです、このことは。一般的国民投票制度を実施する場合に、必ずこうした危険性、ある意味ではムードに流されたり、偶然によって左右をされたりということは常に付きまとうと思うので、この意味で我々は、一般的国民投票制度の導入については少しく慎重であるべしと、こういう考え方を申し上げておるわけで、二十一世紀的な直接民主主義の発動という、簗瀬先生のお考えというのは私どもは尊重していかなくちゃいけない、こんなふうに思っている次第であります。
どうもありがとうございました。