有賀俊文の発言 (少子高齢社会に関する調査会)
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○参考人(有賀俊文君) 一番最初の質問の、私どもの保育園に入園を希望するのは第一希望か地域のどちらかというような部分なんですけれども、基本的には、これは先ほど申し上げましたように、距離の問題が一番の重要度だと思っています。やはり連れて通える範囲だという、一時間ぐらいだったら子供を連れても大丈夫だという範囲であれば、第一希望に私どもを入れていただくという方が社員の中では多いと思います。
ただ、やはり子供のことを考えて、どうしてもここでは無理だから地元だという判断、地域によって遠いところですとそういう判断をするという形が多いと思います。
もう一方で、じゃ近くの一時間以内の人は第一希望でうちを希望するのはどうしてかといいますと、実は今、保育料というのが私どもの会社に預けた場合ゼロ円なんですね。これがいいかどうかもちょっと私として今課題で、曲がり角に来ています。最初はいいじゃないかとやっていたものなんですが、だんだんお断りする方が出てくるという問題になってきますと、不公平という部分がどうしても、地元の保育園に預ければ、公立ですと所得税の納めた額によって決まるんでばらばらですけど、大体三万五千円ぐらいから取られると、一か月、保育料は。それが無認可とかそういうところになりますと、一歳児だと五万五千円とかというのが結構ありますものですから、何のために働いているかよく分からないと言われるときが実はあるんですけれども、そういう部分がありますものですから、この無料というのはまたこれも先ほどの公平性という部分で、関して少し考え直さなきゃいけないかなというような部分はあります。
また、公立のように規制もなくというのは、別に規制もなく天衣無縫にやっているというわけではございませんけれども、逆に言うと、私どもでは十八名しかいない、六人ずつしか一歳違いでいませんから、横の保育ではなくて縦で今やらしていただいて、縦というのは三歳と二歳と一歳がいてワングループをつくると、それに保育士が付くという形をやっております。そうすると、三歳の子は二歳の子の面倒を見るというんですか、そういうようなこともできてきますんで、どうしても年齢別に分けてしまうというよりもそれでいいのではないか。特に、一つの部屋で全員を育てていますので、そういう良さを生かしてやっていきたいというふうな形を取らしていただいているんで、規制もなくというのはちょっと誤解を招くような言い方でございますけれども、そういう形でございます。
また、今、主任保母と、私どもの保母の、保育士のトップをしている者は当然公立の保育園でやはり就業経験がございまして、そういう経験がある方をまず一番最初に持ってきて、もう二十九年たちますから、ちょっともう年齢は上になってしまったんですけれども、その人間がずっと実はその保育園の一番トップとしてやっていただいているというような状況でございます。