猪口邦子の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(猪口邦子君) 秋元先生、大変重要な御指摘くださったと思います。
 私個人は仕事を続けてここまで来ましたけれども、出産、育児、やはり非常に大変な時期なので、御近所のいわゆる専業主婦の友人たちがもう夕飯を届けてくれたり、空飛ぶ夕飯というぐらいにもう感謝申し上げて、マンションに住んでいますから上の階から来たり、そんな地域での助け合いが本当に大事で、私を勇気付け、また物理的にも助けてくれました。今先生のお話伺っていまして、そういうときのことをまざまざと思い出したのであります。
 私は、そういう意味では幸運でありまして、多くの方に助けられてきたんですけれども、社会制度としてそういう助け合いのネットワークをつくることができれば、もっといろいろな形でいろいろな立場にある女性、働く希望を持っている、あるいは働かなければならない、いろんな理由で女性は働いていますので、助かることになるのではないかと思うんです。
 ですから、やはり働く女性のための様々な施策をしっかりと推進することは重要なんですが、最近いろいろな調査でまた分かりましたことは、いわゆる専業主婦の方が非常にまた不安感を抱えていて、また育児においても孤立感を深めていると。ですから、そもそも保育関係事業というのは働く女性のためだけではなくて、むしろ地域におけます子育ての支援のための拠点をつくっていかなければならない。で、保育園などは働いているといないとにかかわらず、不安があって相談したければ常にそこに来ることができる、また場合によっては一時預かりなどのそういう拡大的なサービスも提供する、そういう新たな地域におけます子育て支援のシステムの構築、これを少子化対策の大きな方向性として今議論しているところでございます。
 既に、子ども・子育て応援プランといいます今実施しているプログラムがございまして、その中に地域におけます子育ての支え合いということはあり、そういう中でいわゆる専業主婦の方、在宅育児をなさっている方の知識や経験は非常に貴いものとして位置付けております。
 また、いわゆる専業主婦の方が、では働かなければというふうな思いを抱く抱かないということではなく、いろいろな地域での活動に実は従事されているわけです。そのような対外的に御自身の経験や個性を生かしていくということは、これからの地域を維持していくためにも非常に重要であるわけです。
 先ほど申し上げましたワーク・ライフ・バランスと言うときには、日本では家庭と仕事の両立と、やはりその部分がまだできてませんのでそういうふうな概念で言いますけれども、より広く世界ではワーク・ライフ・バランスですから、生活と仕事の調和ということで、その生活という部分に地域活動、NGO活動、そういうことも含まれるわけです。ですから、自分の所得の主たる源泉としての仕事とその他の活動ということが両立できる社会となりますと、いわゆる専業主婦の方々が地域において果たしている役割の重要さは、今後、地域におけます子育て支援拠点をつくっていくときに改めて確認されていくことと信じております。

発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2006-03-16

院: 参議院

会議名: 内閣委員会