北岡秀二の発言 (文教科学委員会)

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○北岡秀二君 今のお話で、まあ基本的にはいいんですが、私が申し上げたいのは、多分、現場の先生、あるいは現場に行けば行くほどなかなか漠然としてとらえられてしまって、はっきりと、まあ何から何まで指導するというのもちょっと、これもまたいかがなものかとは思うんですが、基本的な、基礎、基本の根幹にかかわることだけに、私は多少踏み込んでもいいから明示をすべきだと。これとこれとこれはやりなさい、あるいはこれとこれとこれは指導しなさいと。
 何度も申し上げますが、今の教育の、日本の将来を心配することも含めて、何にぶつかっているかというと、豊かな心の子どもがなかなかできづらい環境になっているというところに一番大きな教育の問題があって、ここの部分がなかなか分かりづらいし、分かってない方も大勢いらっしゃるし、やることが例えば十あるとしたら、十の中のうちのプライオリティーを決めて、二つでも三つでもはっきりと指し示すべきだということを是非ともやっていただきたいなと。
 今の大臣の話をお伺いしながら、私はもう一点思い出したんですが、私もある哲学者にいろいろ指導していただいた経験があるんですが、その方のおっしゃっていることに、こういうこともおっしゃっていました。人間というのは弱さを分かっている範囲で人が分かると。自分の弱さをどれだけ分かっているか、その幅で人が見れますよと。今の教育現場、自分の弱さを知らしめることをしない教育現場になっています。何か難しいことが起こったり何か苦しいことが起こったりしたら、ついつい親も助けてしまうし社会も助けてしまうし、教育現場も、ちょっとこれまた父兄に怒られたり、いろいろ批判が来るから、もうここんところで置いとこうということで、どうしても手を差し伸べてしまう。で、子どもたちにとっては、自分の弱さを、本当の意味で真正面から見て、真正面から見据えておる中で、本当の意味で人の気持ちを分かれる環境になかなかなりづらい。そういう面での心の豊かさを阻害する環境になっておるということも私は大臣の話を聞きながら感じました。
 まあ、そういう面では分かっていただいておるだろうと思うんですが、是非ともよろしくお願い申し上げたいと思います。これはもう議論していれば尽きません、言いたいことが、もう時間が大分たってしまいましたが。
 この豊かな心に関連して、つい先日も日経新聞の「春秋」の欄で、本を読むことが大事であるということの一説が載っておりました。確かに私は、最近の現代社会の中の活字離れ、活字離れの中で、いろんな物の考え方や疑似体験をさしていただく上からいうと、読書というのは大変大事な分野だろうと思うんですが、その辺り見事に「春秋」の欄で書いておりましたが。最近、読書運動というのがここ数年間教育現場でも展開をされて、その成果を確実に上げておると。その辺りがどんどんどんどん浸透しておるというようなくだりの話でございましたし、私も現場からはいろんなところで漏れ聞きます。しかし、今の状況から、今の、先ほどの話とも絡めて申し上げると、まだまだこの読書も振興さして、情操教育も含めて、まだやっていかなければならないと思うんですが、この辺りと現状と課題、どういうふうに更に振興していくおつもりなのか、お伺いをさしていただきます。

発言情報

speech_id: 116415104X00220060316_010

発言者: 北岡秀二

speaker_id: 13059

日付: 2006-03-16

院: 参議院

会議名: 文教科学委員会