中川雅治の発言 (予算委員会)

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○中川雅治君 ありがとうございました。
 ところで、この村上問題についての総理の御認識をお伺いしたいと思います。
 村上氏の言動には、我が国における物言う株主の先駆けとして、我が国企業の資本政策や企業統治の在り方に関する議論を呼び起こすことになったという面があることは確かだと思います。しかし、今回の逮捕された容疑事実を見れば、これは正に典型的な証券取引法の違反行為、インサイダー取引にすぎません。いかに立派なことを言ってきたとしても、このようなルール違反を行ってしまえばそれまでの言動は一体何だったのかと思わざるを得ず、このような結末に至ったことは残念に思います。
 さて、今回の村上ファンドやさきのライブドア事件に関しては、金融分野における規制緩和が原因になっているという議論があるようであります。あるいは改革の影の部分であるとの指摘もあります。私は、この点については違う考え方に立っております。すなわち、村上ファンドやライブドアの事件はあくまでも個別の企業や人物による証券取引法違反という違法行為であって、正にルールに則して厳正に対処されるべきものであるということであります。
 規制緩和は、民にゆだねるべきことは民にゆだね、国民が持っている潜在能力を自由に発揮できるようにしていこう、そして自由な競争によって幅広い選択と活力をもたらそうというものであり、金融の分野においても、こうした観点から連年にわたり改革が行われ、成果を上げてこられたと思います。もちろん規制緩和は、単に何もかも自由にするというものではありません。公正で透明なルールに基づく自由な行動を極力確保していく、それと同時に、利用者保護や市場の公正性確保のために必要なルールを明確化し、ルール違反に対しては厳正に対処していくというバランスが重要になります。
 総理は、今回の村上容疑者のインサイダー取引事件をどのように認識されておられるのか、お伺いしたいと思います。また、今回の事件を踏まえ、市場に対する信頼性を向上させるためにどう取り組んでいかれるお考えなのか、御見解をお伺いいたします。

発言情報

speech_id: 116415261X01820060615_026

発言者: 中川雅治

speaker_id: 13569

日付: 2006-06-15

院: 参議院

会議名: 予算委員会