伊吹文明の発言 (文部科学委員会)
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○伊吹国務大臣 今、先生は、教育の中でつくるべき、達成していくべき人間の理想のようなお話をされたと思いますが、教育というのは、やはり人間をつくる、またそのつくるための基盤をどうしていくか、いろいろな場面があると思います。
今おっしゃったことは、もうギリシャ、ローマの昔から、特に近代社会になってからの政治思想の中で常に論争のある部分なんですね。個人の権利とそして公益との間のバランスをどう見るか、それによって政治思想もいろいろございます。ですから、教育論というのは、実は百人いれば百人ともできる分野であるだけに、おのおのの方の人生観、おのおのの方の価値観によって、理想の人間像は異なっております。したがって、日本という集団の中で一つの行政の方向をつくっていくためには、やはり最も謙虚に応対をしなければならない分野である、これが私の基本的な認識でございます。
その上で申し上げれば、私は、やはり理想の人間像というのは、体と知識と心のバランスがとれて、そして、日本という国に生まれた限りは、日本という国とそして人類のために尽くすという気概を持っていること、そして、常にその体と知識と心を磨き続けるという心を失っていないこと、そういう日本人をつくっていくための教育の機会をできるだけ厚くしていくことが私の責任だと思っております。