西村明宏の発言 (文部科学委員会)

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○西村(明)委員 ありがとうございます。
 いじめによる自殺、こういった痛ましい事件が起きている中で、何より重要なのは教師の果たす役割だと思います。単に大学時代勉強ができて、そして教師の任用試験に合格してというだけでは、教師の資質として若干物足りないのかなと。やはり子供を教えるという意味において、優しさとたくましさ、そして強さを兼ね備えた教師でなければならない、そういうふうに思います。
 先般、アフリカの方に行ってまいりました。ニジェールという世界の中でも非常に貧しい国。そこで、まだ若い女性の先生が非常に熱心に子供たちを教えていました。すごい高等数学とか、そういったものを教えているわけじゃございませんが、子供たちの学びたいという欲求にしっかりとこたえて、時には優しく、時には厳しく、しつけも含めて指導に当たっていました。こういった先生というのが本当に何より今求められているんじゃないのかなと。いまだに金八先生が、再放送がずっと続いていますけれども、ああいったものを国民の皆さんが見たいと思うのは、ああいった先生像というのをやはり心の奥で期待している、そういうところがあるんじゃないかなと思います。
 今、地方自治体によっては、採用した先生を途中で海外に青年協力隊等々で出して、そこでより精神的にも肉体的にも強くなって戻ってきてもらうとか、もしくは大学の在学中に、もしくは大学卒業してすぐに海外青年協力隊等々に行って、そして戻ってきた人は優先的な枠を設けるとか、そういった自治体もふえています。そして、そういった先生方の評判が非常にいいというのは文部科学省のアンケートでも出ているとおりでございます。全員に海外青年協力隊に行けとは申しませんけれども、やはりそういった優しく強くたくましい教師が育つような教員の養成プログラムというものが必要ではないのかなと思います。
 そして、それと同時に、やはり子供たちも、精神的な強さ、忍耐力、これを強めていかなきゃいけない。死んだら何もならない。よく大臣が死んだら何もならないと呼びかけをされておりますけれども、一回しかない大事な人生なんです。つらくても苦しくてもそれを乗り越えていくような、そういった子供に育てていくようなサポートをするのが文部科学省の仕事ではないのかなと思っております。
 子供が群れて遊ぶ、そうした中で切磋琢磨して強くなっていく。今、少子化の中でどうしても大事にされて、人と触れ合って摩擦を起こす中で磨かれていくという部分が少なくなってきている。そういった機能をやはり学校というところで果たしていかなきゃいけないのかなと。
 そして、それと同時に、アンケートでも明らかになっていますけれども、ゲームが発達して、死んでも、ボタンを押してリセットすればまた生き返ると思っている子供が、本当にたくさん現実にいるんです。そういうものじゃないんだよ、貴重な命なんだよということをやはり学校の教育の現場においてしっかりと理解してもらうような子供の育成のプログラム、こういったものも必要だと思います。
 しっかりした、強く優しい教員の養成、そして忍耐強く、精神的に強い子供の育成、こういったものにぜひ力を注いでいただきたいと思っておりますが、大臣の御所見はいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 西村明宏

speaker_id: 15092

日付: 2006-11-15

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会