伊吹文明の発言 (文部科学委員会)
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○伊吹国務大臣 今先生がおっしゃった望ましい教師の姿、あるいはまたその教師に育ててもらいたい子供の姿、全く私はそのとおりだろうと思います。
ただ、いじめについて、教師に、学校の先生に、今おっしゃったような理想像をもちろん求めて対応していただかなければならないんですが、率直に私は、今回のいろいろな事案を見ておりまして気になることは、やはり教師に過大な期待をみんながかけ過ぎて、本来、かつてであれば御家庭の中で果たすべき役割、地域社会の中でやらなければならなかったこと、これが残念ながら、ある意味では日本が近代化し経済成長を果たした結果だと思いますが、核家族化が進み、共働きという現実の中で、地域社会と家庭というものの力が非常にやはり弱くなってきている。かつて家庭と地域社会が果たしてきたことまで教師に過大な要求を突きつけて、お互いに相手を非難しているという構図が私はどうも気になって仕方がないんです。
学校の先生がいじめを隠すとか、教育委員会がそれをほうっておいたとか、校長の管理能力がなかったとか、いろいろな事案は確かにございます。それはそれで責められなければならないんですが、同時に、御家族が、私たちにも何も、子供はそんなことがあるとわかりませんでしたとおっしゃることが非常に多いですね。ですから、ぜひそのあたりは少し、文部科学省だけの仕事ではとてもカバーでき得ないと思いますが、家庭の、家族の再生ということはやはりちょっと長い目で見てやっていかないといけない。それから、学校協議会等、地域の子供に対する目配りもあわせて考えて、そして先生方には、今まさに御質問の中でおっしゃっていただいたような姿を求めていく、これがやはり、やっていかなければいけないことだと思います。