高木毅の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

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○高木(毅)委員 おはようございます。自由民主党の高木毅でございます。
 今、委員長から先般の視察の御報告がありましたが、時間の都合もあって非常に簡潔に御報告いただきました。ぜひ両大臣あるいはまた岩屋副大臣にも認識を共有していただきたいというふうに思いますし、私も二カ所行ってまいりましたので、少し御報告をさせていただきたいというふうに思います。
 まず、地村保志さんのお話をお聞きすることができました。いろいろとお話をいただきましたけれども、やはり印象に残ったのは、地村さんあるいはまた御家族の方は、我々は帰ってこられた、だけれども素直には喜べない、それはすなわち、ほかにまだ多く残された方がいるからだ、委員長からの報告もありましたけれども、ぜひ全面解決に向けて努力をしていただきたい、そういう言葉がございました。
 あるいはまた、曽我ひとみさんからはこういう話がございました。日本から何度かいわゆる代表団が北朝鮮を訪ねてきた、それをテレビで見ていて私を連れに来てくれたのだというふうに思って待っていたけれども、結局何にも自分の身辺には起こらずに代表団が帰っていってしまった、非常につらく寂しい思いをした、そういうようなお話もございました。
 あるいはまた小浜では、特定失踪者の山下春夫さんの失踪現場を視察させていただきました。これは視察した委員みんな同じ認識だというふうに思いますが、いろいろなところを見て、あるいはまた家族の方からお話をお聞かせいただいて、これはもう拉致されたに違いないという確信を持って帰ってまいりました。
 私の地元福井にはほかにもいらっしゃるわけでございますけれども、そういった方たちも必ずや拉致されたんだというふうに私は思っております。ぜひそういったことも御認識いただいて、本日の御答弁をお願いしたいというふうに思います。
 また、めぐみさんの拉致現場も見てまいりました。夕方六時半ごろだそうでございますけれども、三人のいわゆるバドミントン部の友達と仲よく家路につくわけでございます。坂道でありますけれども、途中でお友達の一人が家路に別れていった、しばらく歩いてもう一人の女の子が左の方へ折れた、そしてめぐみさん一人が自分の家に向かったわけでございます。夕方暗くなったころだと思いますけれども、バドミントン部の練習を終えて、まさにラケットを持って、きょうの練習はきつかったとか、あるいはまた、私も涙が出そうになりますけれども、きょうの御飯は何なんだろうとか、そんなようなことを思いながら寒い道から温かい家に急いで行ったわけでありますけれども、その途中で何と北朝鮮の工作員がいきなりやってきて連れ去ってしまった、そういう状況でございます。
 私は、ずっとこんなことがあっていいのかというふうに思っておりましたけれども、改めてその現場を見て、北朝鮮に対する憤りを強く持って、そして視察委員とともに、何としてでもこの拉致問題を解決しなければならない、そういう強い思いで帰ってきたわけでございまして、両大臣あるいはまた岩屋副大臣におかれましても、ぜひそういう認識のもとにこれからお取り組みをいただきたいというふうにお願いをする次第でございます。
 それでは、質問をさせていただくところでございます。
 九月二十六日に安倍政権が発足をいたしました。安倍さんといいますと、副長官の時代からいわゆる小泉訪朝に同行して、もちろん小泉前総理もしっかり頑張っていただきましたが、拉致問題に関してはずっと以前より真剣に取り組んでいただいて、国民の期待もあるいはまた被害者家族の方々の期待も非常に大きいわけでございまして、そうした方が内閣をつくって国民の期待も非常に大きくなっているというふうに思います。
 そうした中にあって、拉致問題対策本部を政府の中に設けていただいて、官房長官がその担当大臣ということになったわけでございます。
 きょうは初めての委員会質疑でございますので、ここで改めて、官房長官の拉致担当大臣としてのこれからの拉致問題に対する決意、心構え、あるいはまた現状をどのように認識しているか、そういったようなことをお聞きしたいというふうに思います。
 そしてあわせて、実は私の地元からも、特定失踪者に関してでありますが、四回にわたってそれぞれ当時の副長官に、二〇〇三年からことしの十一月まで、ことしは中山補佐官にでございますけれども、三十九万九千人の福井県民の署名を渡しているところでございます。
 現在、それだけではなくて、拉致の問題の解決に向けての署名だとか、あるいはまた特定失踪者の問題についての署名等もたくさん来ているというふうに思いますけれども、その署名の重みというものもぜひ認識をしていただきたいわけでございますが、その辺についてもあわせて質問をさせていただきます。

発言情報

speech_id: 116505253X00320061207_006

発言者: 高木毅

speaker_id: 33126

日付: 2006-12-07

院: 衆議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会