渡辺周の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)

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○渡辺(周)委員 後ほど質問しようと思っているんですが、北朝鮮が夏の水害の影響、あるいはさまざまな制裁措置によって、大変国内の食料事情を含めて厳しいのではないかというかなりウオッチャーからの指摘もあるわけであります。
 だからこそ、追い詰められた金正日は、六カ国協議で核保有国として出席して、核保有国としてとにかく交渉したい。その上において、スーパーノートと呼ばれるにせ札をつくって、このにせ札というのは、これはもう通貨テロですから、国家の基軸通貨を精巧なものをつくって、とにかく世界にばらまくことによってまさに国家主権を侵害しようとしている、これは二国間交渉をやる上での、恐らく北朝鮮側は核保有、体制保証を認めさせるかわりにそれは放棄するというようなことを交渉材料としてくるんだろうとは思いますけれども、この米朝二国間協議、さきの中間選挙の結果を受けてアメリカ国内の世論も変わってきた。
 先般、ボルトン国連大使も辞任をするということが発表されたわけでありますけれども、まず、そういうアメリカ国内の変化をどのように外務省はとらえているかということ、北朝鮮政策に何か変化はあるのかということが一つ。
 それから一つ、この六カ国協議の中で核保有論議をされると、今までの北朝鮮問題、我々からすると日朝問題だったものが、核という問題が出てくることによって、これは非常に北朝鮮対ワールドワイドな、世界の安全保障問題になってしまうということになると、拉致の問題というのを議論していく上で、先ほど日本は来るなというような北朝鮮の暴論、暴言がありましたけれども、先ほども言及されましたが、その中で、核を持たせないということの一つの条件の中で、これ以上もう日本にあれこれ言わせるなという北朝鮮も当然思惑があるわけでありますので、そこについてやはり歴史の歯車が大きく動こうと、歴史の歯車が動くかどうかわかりませんが、外交交渉が大きく動くときに何か片隅に追いやられるようなことがあっては絶対いけない。
 かつて、余談かもしれませんが、ソ連によって大韓航空機というのがサハリンの上空で撃墜をされました。当時のレーガン政権、シュルツ国務長官は当時のソ連に対して非常に厳しい言葉を浴びせたわけでありますけれども、その後、米ソ冷戦が終わりました。アイスランドのレイキャビクで米ソの首脳が握手をして、今やもうロシアは西側の一員となった中で、あの事件とは一体何だったのか、真相は解明されぬまま、何か歴史の海底の藻くずと化してしまったのではないか。
 つまり、大きな歴史が動かされるときには、どこかで小さな犠牲が、小さなとは言いませんけれども、世界の大きな中からいくと、この問題が小さなこととして追いやられてしまう、そういうことが決してないように、この六カ国協議にぜひ日本としての存在を示していただきたい。
 この問題はとにかく核の問題と同格で扱っていただきたいと思うわけでありますが、その点につきましてどのようなお考えを持っているか伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 渡辺周

speaker_id: 16228

日付: 2006-12-07

院: 衆議院

会議名: 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会