高野博師の発言 (外交防衛委員会)
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○高野博師君 それでは最後に、中国残留孤児の問題についてお伺いしたいと思います。
先般、神戸地裁で判決が出されまして、国の責任が厳しく問われたわけでありまして、帰国残留邦人の自立支援義務を怠ったとか、あるいは国交正常化後も孤児の救済責任を果たそうとしなかった国の無策と、それから違法な帰国制限が積み重なった結果だと、こういう判決でありますが。政府は控訴をしましたが、これは私はやっぱり取り下げるべきではないかなと思っておりまして、日中の間で戦後というか、これをいつまでも引きずっているというのは、日中の正常な、良好な関係の発展のためにも好ましくないと思うんですね。
私もこの残留孤児の問題、もう四、五年、もっと前からかかわってきました。与党のPTの中にも入っておりまして、何度も何度もこの議論をしたんですが、全くまとまらない。それは政府が反対しているからでありまして、特に厚労省なんでありますが、今日は呼んでいませんが。
残留孤児邦人の七割はもう生活保護を受けているんですね。一番若い人で六十三歳。もう平均すると七十超えていると。こういう人に対して、彼らが、一度中国で捨てられたと、また日本に来て捨てられたと、生活保護を受けていると。要するに、二度捨てられたという意識を相当強く持っているんです。そして、彼らが名誉と尊厳ということを非常に重んじる人たちでありまして、そういうことも考えて、彼らの名誉と尊厳のために早急に救済すべきだと思います。
神戸の地裁の判決は北朝鮮の帰国者との比較をしておりますが、必ずしも比較は私は適当かどうかという感じがしますが、いずれにしても、政治的な決断によってこれは決着を付けるべきではないかということだと思います。
今日からまた与党PTが再開するんでありますが、麻生外務大臣はどういう認識をされているのか、お伺いしたいと思います。