城繁幸の発言 (経済・産業・雇用に関する調査会)

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○参考人(城繁幸君) フランスの件なんですけれども、フランスは原則職務給の国ですから、非正規の、卒業して、やはり若年層の失業率二〇%ぐらい、通常の一般労働者の倍ぐらいの水準なんですね。ですので、卒業して一定期間非正規だとかインターンなんかを経験して、そこから正社員という経路は、これは珍しいものではないんですね。職務給の国ですから、正社員の積み重ねを要求されないんですね。マイナスにならないんですよ、非正規の期間というのは。ですから、半年でというのは、私はそうあるべきだと思います。現にそれを長くしてしまったからああいったことが起きてしまったんだというふうに考えています。その点は樋口先生と同意見なんですけれども。
 ただ、日本の場合は状況が違いまして、やっぱり正社員としての期間がどうしても必要なんですね。レールを、非正規社員、非正規労働者として働かれている方が年功序列の割と堅い企業に入るのであれば、どうしても正社員としてのキャリアを間に一枚かませる必要があると考えていまして、そのために私は試用期間と。実際には試用期間という名前を便宜上付けていますけれども、名前を変えてもいいと思います。キャリアビューでもいいですし。そうやって、確かに使い捨てにされる企業は出てくると思いますよ。皆さんがリクルートのように、企業は社会的責任、若年層の雇用と教育に対して社会的責任があるんだというような、そういう発想をお持ちじゃないと思いますから。
 ただ、そうはいってもやっぱり三年間なら三年間の職歴って残るわけですよね。その期間ずっと継続雇用をしていただければ、基本的にはそれなりのスキルであるとか就業を通しての経験というのも得られるはずですから、その後、御自身でその労働者の方が転職活動をされる際に私は非常な武器になると。これは私、人事担当者として採用をやっているときの経験でもありますけれども、これは非常な魅力的な要素であるというふうに考えてこういう政策を提案しております。必ずしも本人の適性を見極めるためだけの制度であるとは考えておりません。

発言情報

speech_id: 116514061X00220061122_027

発言者: 城繁幸

speaker_id: 9388

日付: 2006-11-22

院: 参議院

会議名: 経済・産業・雇用に関する調査会