塩崎恭久の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(塩崎恭久君) これまで、民でできることは民で、あるいは地方でできることは地方でというようなことでいろいろな改革をやってまいりました。特に小泉内閣においては、財政再建ということにおいても、歳出をカットしていくというのは歴代の総理の中でも余り試みられたことではなかったわけでありますが、それもやってきたということで、できる限り効率的な政府をつくろうということをやってきたと思っています。
一方で、この人生のリスクに対するセーフティーネットの重要性というものは、これは普遍であって、それをどういう形で持続可能にしていくのかというところが極めて大事だと思います。
先ほど来、医療の在り方あるいは教育の在り方で、財政支出あるいは国民負担との関係で峰崎先生から資料を含めていろいろお話がありました。正に、これはもう国の形を決めるもの、そのものだろうと思いますね。やはり、今日本の例えば医療なら医療制度の中で守るべきものというか満足をされていることは、先ほど大田大臣からも出てきたような皆保険制度というのは、やっぱり世界に冠たる制度だと思います。こういうものは守っていかなきゃいけないと思っておりますが。
一方で、満足をしているというときにだれのおかげさまで満足をしているんだろうかということを考えてみると、社会保障というのは、基本的には自らの払う保険料と、それから税と、それからあとは医療であれば窓口負担という自己負担分という、そういうこの三つしかファイナンスの方法がないわけであって、それの組合せでどういう医療が、どういう福祉が、どういう教育が、まあ教育の場合にはもちろん保険料はありませんが、助け合いというのも、税が一番の助け合いの仕組みの原点でありますから、そういうことなんだろうと思うんです。
したがって、我々としては守るべきもの、今まで日本が営々として構築してきたいいものについては守りながら、そしてセーフティーネットというものは、縮小するんではなくて、やっぱりこれはこれとして守っていく、しかし持続可能でないとならない。そのときにどういうファイナンスをしていくのかと。これをやっぱり大いにこの国会で議論をしながら形を決めていくというのがこれから我々やるべき改革ではないのかなというふうに思っております。
雇用とか中小企業対策、そういったものについてはこれまでももちろんやってきたわけでありますけれども、まだまだ国会の議論を通じてどういう形での、それぞれの負担をする人たちというのが税でも保険料でも、それから窓口負担は正に本人だけですけれども、そういう負担がどういう組合せでこれから行われながら日本が、何しろ大事なのは活力を持って、さっきの国民負担がすごく高いところでも経済成長率が高いというところもあったりするわけでありますから、個々人の満足度というのが一番大事なんだろうと思うんです。それぞれの国はそれぞれの組合せで負担が行われて満足度というのは決まっている。これを、さっきの大田大臣の話ではありませんけれども、変化させるときの国民の皆さん方の声というものをよく聞きながら、どこまでが変化可能であり、そのことによって持続可能性というものが達成できるのかということを議論していかなければならないんじゃないかなというふうに思っております。
基本的には、セーフティーネットをどんどんどんどん切っていけばいいなんということは更々これは考えているわけではなくて、守るべきものはやっぱりセーフティーネットとして安心感を皆さんに持っていただきたい。しかし、持続可能でなければなりませんから、それをどういう組合せでやっていくのかということを皆さん方と議論してまいりたいと思っているところでございます。