秋元司の発言 (内閣委員会)

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○秋元司君 ありがとうございました。
 よく実はこのことで格差という問題に照らし合わせる方がいらっしゃると思うんですけど、要は小泉政権時代、この小泉政権時代というのは、いわゆる構造改革をやっていこうと必死でやってきたと思います。そして、国民には、いわゆる我慢してくれと。痛みを伴うから、我慢してくれれば未来があるから、今は我慢のときだということでずっと我慢をしてきた。しかし、残念ながら、我慢をし切れずにダウンしてしまった人もいるし、逆に、我慢ということが特段なくても、それは最終的には努力なんでしょうけど、いわゆるすっと伸びてきた方もいらっしゃって、過去の経済の流れからいうと、いわゆる勝ち組、負け組って、私は余りこういう定義の仕方は嫌いでありますけれども、仮にさせていただくとすると、十年前、二十年前とすると、がらっと逆転したってね、今まで負け組と言われていたような人が逆に勝ち組になって、今まで勝ち組だっていう人が負け組になったっていう逆転も起こったと。
 いろいろなことが起きてきたこの十数年だったと思いますが、その中で、今のこのレストラン現象みたいなことについて、これは格差が出ているんだと、要するに強い人と弱い人しかいないんだよということを象徴しているがごとく雑誌で書かれておりますけど、私は実はこれは否定的な見方をしていまして、決してそうじゃないと思っているんですよね。要するに、それぞれが努力をするということの中で、安さを追求するならとことん安さを追求していこうじゃないか、高さを売りにするんだったらより高いものを、高級感つくろうじゃないかという目的意識の私は現れだという評価をさせていただいていまして、世の中ではこれを否定的に見る人がおりますけれども、決して私は、この現象はそうではなくて、それぞれが一つの方向に向かって努力するようになってきた。むしろ、努力しない人は、商売というのは必ず努力しなきゃなりませんけれども、努力が足りなくていいアイデアがなければそれは相当の評価しかないということを消費者も評価するようになってきたという私は時代の象徴だと思っていまして、私はそのように理解させていただいているわけでありますけれども。
 前段の話は終わりまして、本題にさせていただきます。
 この骨太方針、私も拝見させていただきました。先ほども申し上げましたが、いわゆる小泉改革をずっとやってくる中で、非常に多くの苦しんだ人もいた、伸びてきた人もいた。二〇〇四年、ようやく不良債権がもうほぼなくなってきたよということの中で、これから先どうやったら、今、日本のテーマとなっている財政再建と、そして同時に、この少子高齢化社会を迎える中でトータル的に日本経済をどう発展させるか、これから本当の勝負の十年なのかな。そして、一一年にはプライマリーバランスの黒字化ということも叫ばれておりますから、そういう目標を掲げながら本当のかじ取りが、大事なかじ取りが待っているわけでありますけれども。
 この骨太方針で書かれている中に、これから先、「新たな挑戦の十年」という表題で三つの挑戦ということで書かれた中で、三つ目でありますよね、いわゆる安全、安心ということと、テーマと絡んでいるわけでありますけれども、日本のこれは特徴、諸外国に比べて日本の場合は中流層が非常に多いと。そして、この中流層の安定があったからこそ、今日、日本の安全、安心、いわゆる治安がいい形で維持されてきたという現状にもつながっている。今後ともこの中流層をしっかり維持することがいわゆるこの日本経済をより発展させるためのかぎであるということも書かれているわけでありますけれども、大臣の感覚でいう中流層というこのイメージ、どういうふうに我々は解釈させていただけりゃいいのか、よろしいでしょうか、お尋ねします。

発言情報

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発言者: 秋元司

speaker_id: 21911

日付: 2006-11-14

院: 参議院

会議名: 内閣委員会