井澤京子の発言 (教育再生に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○井澤委員 おはようございます。自由民主党の井澤京子でございます。
まずは、伊吹大臣、菅大臣、連日長時間にわたります委員会質疑、大変お疲れさまでございます。私も、二十分という貴重な時間をいただきましたので、早速始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、現在、教育再生会議の委員でもあります京都市の教育委員会の門川大作委員長が昨年五月三十日の衆議院教育基本法に関する特別委員会におきまして、参考人としてこんな意見陳述をされていらっしゃいました。その中で、かまど金の精神ということをおっしゃいました。
これは、明治維新で都の地位を失った京都が大変な危機を迎えたときに、先人は、子供さえしっかり育てば未来は明るいということで、子供のいない家庭も含めてかまどのある家庭が子供の教育にお金を出し合い、その資金で明治二年に日本初の六十四の地域制小学校を創設、運営されたことを称する言葉でございます。学校、地域、家庭の連携や、地域の子供は地域で育てるといった公の精神をいうものです。明治維新という変革期の中で、先人たちの高い志は現代においても引き継いでいかなければならないと思います。このかまど金の精神を改めて私たちも見習う必要があると思います。
このようなことから、京都市では、三十人学級の実施と子供たちのための京都式少人数教育を積極的に推進したり、また、保護者、地域が学校運営に参画する学校運営協議会を設置するなどして、かなり先進的なさまざまな取り組みを行っておられます。
きょうの質問は、私と同じ京都御出身の伊吹大臣に、京都の教育の取り組みを紹介しながら、御質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
まず最初に、学校教育法改正案についてお伺いいたします。
最近は、特に子供たちの規範意識の低下が指摘され、道徳教育の充実は大きな課題であると思います。今回の学校教育法の改正案の義務教育の目標においても、規範意識や公共の精神などが新たに規定されていることは、現場の取り組みを推進していくためにも極めて重要なことであると思います。
京都市では、道徳教育について市民も一緒に取り組もうということで、元文化庁長官であります河合隼雄先生が座長になられ、京都市道徳教育振興市民会議が平成十三年に発足され、丸三年にわたり議論を行い、何と二万人を超える市民の方々からアンケートをとり、家庭、地域、教育での取り組みを盛り込んだ「しなやかな道徳教育を!」というメッセージを取りまとめられ、現在、家庭、地域、学校が一体となった取り組みを推進されております。これは、スローガンにとどまらずに、具体的な方法論に基づいた取り組み、実践事例だと思います。
私が今取り組んでおりますことで、いじめ、不登校、引きこもりなどの家庭の問題から立ち直った保護者などで組織する、家庭からの教育再興プロジェクトというのが四月八日に設立されました。私はその発起人の一人として、教育関係者の方々や全国の保護者の方々からいろいろとお話を伺いました。子供の教育をすべて学校に任せる教育姿勢、学校教育に対する過剰干渉、親の愛情のかけ違いなど、あらゆる問題から、教育の根幹は家庭にあるということを直接肌で感じております。私は、家庭や地域との連携が学校における子供たちの道徳教育を充実する上で欠かせない非常に重要なことであると思います。
京都の取り組みへの感想も含め、大臣のお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。