山本有二の発言 (財務金融委員会)
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○山本国務大臣 この懸念につきましては、サミットでも、また中央銀行総裁会議でも指摘をされ、特にドイツの財務大臣と尾身大臣との会合等での指摘ということからも、その懸念についての認識は、世界の金融担当者また財務大臣等の指導者の皆さんは共通認識だろうと思っております。
しかし、こうした傾向に逆に何か規制を加えられるかどうか、過剰流動性が高いからといって、それでは何か一国でなし得ることがあり得るのかどうか、検証を今されているわけであろうとは思いますけれども、こうしたものに対する手だてというのは、案外、規制すること自体が市場経済をゆがめてしまうというような反面の側面もありまして、大変やりにくい時代になってきているだろうと思います。その象徴的なことが、FRBの前の議長でございますグリーンスパンの根拠なき熱狂という言葉にもあらわされておりまして、こうしたものについての規制の困難さを指摘している言葉の一つだろうというように思っております。
しかし、現在では、システムリスク、そうした金融システムに対するリスクはマネジメントがうまく調整されておりまして、バーゼル2が施行されるというような今日になりましてからは、銀行に対する安心感、安定感があることによりまして何とかカバーできているというような認識ではないかというように思っております。バーナンキやガイトナーさんもそんな指摘でございますので、我々としましては、こうした世界の金余り現象と我が国経済の安定とを比較比肩しながら、より成長を健全に遂げていくということに専心しなければならぬというように思っております。
その意味で、いつかまた再び困難なことが起こらないように、戒めながらこの現状を考えていくということが大事じゃないかというように思っております。