小沢鋭仁の発言 (財務金融委員会)

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○小沢(鋭)委員 失われた十年という言葉が日本の長期不況をあらわす言葉としてありました。私は、この失われた十年の長期不況の原因というか本質というか、それを本当はもっと政府もあるいはまた政治も徹底して議論しなきゃいけないのではないか、こう思っているわけであります。
 先ほど山本大臣は、金融センターとしての日本の地位はかなり低下しているけれども、製造業は依然としてまだ高い水準にある、こういう御見解をお述べになりました。私の友人であります東京大学の藤本隆宏教授は、いわゆる物づくりの専門家でありますが、マーケティング、経営学の専門家でありますが、日本の長期不況の中でも、製造業のいわゆる比較優位、競争力は決して劣っていなかった、こう述べているわけであります。
 考えてみれば当たり前のことでありまして、製造業が、たかが半年、たかが一年で競争力がよくなったり悪くなったりするわけがないわけでありまして、そういった意味においては、日本の長期不況の最大の要因は金融政策の失敗であった。バブルを起こし、バブルの崩壊を余りにも急激に行い、不良債権を発生させ、それの処理を今度は余りにも急激に行った。私は、金融政策の失敗がこの不況の十年をまさにつくってきた、こう思っている人間であります。
 これに対する御所見もお聞かせをいただきたいと思うんですが、年間三万人も自殺者が出ていく。そのすべてが経済的な問題を苦にしての話ではないかもしれませんが、そういう自殺者も起こるような、そして、十年、日本経済がのたうち回るような苦しみをしてきた、私からすればですが、その最大の問題が金融政策だとすれば、本当に政府はこれに責任を持たなくていいんですか、これを問いかけたいんです。
 日銀の専管事項という話でありますが、日銀は、それでは政府ですか。政府はこれに責任を持たなくていいんでしょうか、山本大臣。

発言情報

speech_id: 116604376X01220070509_018

発言者: 小沢鋭仁

speaker_id: 1006

日付: 2007-05-09

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会