高野博師の発言 (外交防衛委員会)

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○高野博師君 余り時間がないんで。
 そこで、日豪関係にアメリカを加えて日米豪と、こういう関係、日本はそこにもインドも入れたいような発言も政府要人にあるようでありますが、アメリカがこれを後押ししていると、日米韓の軍事的な戦略の軸足が日米豪に移ってきたと、こういう見方もあるんですね。
 そこで、これは若干懸念される点は、これが対中国包囲網ではないかというようなことで、これが中国の新聞の中にも、将来の中国の国家安全に対する最大の脅威を形成するアジア版NATOだと、こういう論評も中国側の新聞論評にはあるんですね。しかし一方で、中国とインドとロシアは外相会議をこの間やっていると。何かアジアの中でせめぎ合いが起きているような印象もあるんですが、しかし東南アジアの中にはオーストラリアに対する警戒心もまだ根深いものがあるとも言われておりますが。
 準同盟国という日豪関係は、これはオーストラリアの政権が替わっても大丈夫なのかどうかという若干懸念がありまして、というのは、ハワード政権の支持率もかなり下がっていると、今年の後半に選挙があると。野党のラッド党首というのは中国語の堪能な親中派だとも、こう言われていると。そういう中で、中国とオーストラリアの関係というのは非常に緊密化していると、資源外交を中国はやっている、そういう中でオーストラリアの中国依存度も高まっている。こういう中で、この準同盟というのは超党派的な支持をまだ得ているとは言えないんではないかという懸念がありまして、いずれにしましても、政治的なあるいは軍事的な要素がかなり強くなってくる日米豪の関係というのは大丈夫かなという若干の懸念があるんですが、その辺についての大臣の見通しを、考えを伺って、終わりたいと思います。

発言情報

speech_id: 116613950X00620070410_124

発言者: 高野博師

speaker_id: 15245

日付: 2007-04-10

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会