渕上貞雄の発言 (経済・産業・雇用に関する調査会)
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○渕上貞雄君 渕上でございます。
今、終身雇用が崩壊をして、働くという意味、雇用という意味というのが非常に大きく崩れてきている時代。しかし、一方で平均年齢は大変上がっている。体力的に見ても精神的に見てもまだまだ十分社会の役には立ちたい、こういう人は私は多いと思うんですね。
ですから、そういう人たちが第一線から退いた後、NPOだとかそういうところで働いていくというのは、もう一度自分の生き方というものの尊厳と尊敬みたいなものが得られるかどうかということになってくると、私は賃金の対象として物を考えた方がいいのか、自分が生きていく、社会に存在している意味みたいなものを再度、そこで自分の能力を提供することによって再度尊厳だとか尊敬だとかというものが生まれてくるかどうか。そのときに、ボランティア活動を無償でやっていきながら生き生きとしているという人が大変地域に多いわけですね。ですから、金銭でない何かというのはあるのではないか。ですから、そこを労働ととらえるかどうかというところは、私自身もまだはっきり明確に労働の対価として物を考えるということにはなかなかならないんではないか。
ですから、やはりそういう社会奉仕的な役割というものを果たすことによって再度自分の人間性を回復していく、そういうもののときに、ただ単に労働の対価というものを考えなきゃならないかどうかというところは、ちょっと私はよく分かりませんけれども、そういうふうに今思いながら、ではこれから先の高齢化社会の人生というものをどう考えるか、そのときにワーク・ライフ・バランスというものをこう当てはめていいのかどうかという、それは働いている間だけなのか、一生考えていくのか。ですから、余り窮屈に物を考えない方がいいのではないかと、このように思っています。