渡辺秀央の発言 (経済産業委員会)

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○渡辺秀央君 是非努力していただきたい、またすべきだと思いますね。
 また、ある意味においてはチャンスだというふうに思うんです。アメリカと第八回の韓国との交渉が終わったというんですな。もう八回もやっておる。もう間もなく年内やっちゃうというんです。これはちょっといささかの感じがしますが、アメリカと韓国が日本飛び越えて交渉は妥結したなんといったら、一体それは安倍内閣に何の面目があるかということになっていく。是非検討をし、かつ御努力を期待をいたしていきたい。私も陰ながら期待をしながら見守ってまいりたい、こう思います。
 さて、先般の一般質疑の中で同僚藤末君から質問がありましたが、かつまた意見もありましたが、先般、私ども、私の出身地である新潟に時間の合間を縫って経済産業委員会として視察をいたしてまいりました。そのときにほとんどの理事の皆さんから、理事会メンバーから御出席をいただきましたが。
 一つは、あの中越地震後の経済状況、復興状況という大枠のことでもありました。同時に、もう一つは、前にも私が昨年の暮れに、国会会期末のところで大臣の就任の直後御質問申し上げた、いわゆる日本の産業リーダーであった繊維、その繊維関係が今非常に衰退している。これは時代の流れあるいは需要と供給の関係、自由経済ですから、これはやむを得ないこととはいっても、余りにもそのことに対する政府の措置が大ざっぱ過ぎるのではないだろうかという心配で、この繊維の今なお懸命に、中国からの攻勢、あるいは発展途上国と言うと失礼なんですが、要するに開発途上国の方からの攻勢、あるいはヨーロッパからのある意味では高級品は攻勢、こういう両方に挟まれた繊維産業の実態、これを見ておこうということで、かつては新潟県の中でも戦後の最も外貨を稼いだ繊維産業なんですね。米よりもはるかに大きな生産高を上げた。
 細かいことは抜きにして、その繊維の状況、今一生懸命にせっかく設備投資もしながらやったのに需要が伴っていかないというような面もあって苦闘している、苦しんで闘っている、しかし非常に努力している、そういうところを見ようというんで、皆さんと一緒に見てまいりました。
 この問題については、確かに、一つは資金面の問題、あるいはまたITの、大臣が先般藤末君に答弁しておられたそういう問題も確かにあります。また実際やっている、もう。本当にやっている、IT関係、全部駆使してやっていますわ。すばらしいものをやっている。
 しかし、どうしても今まで、これは私も責任があるんです、地元の国会議員として、今までの対応が細かいところに目が行き届いていなかった。これは地元の市町村長の諸君たちの責任もあります、あるいは地域の首長である県知事の責任もある。しかし、そういう声がやっぱり一体となって今なお頑張っている。斜陽産業ではないと思うんです、人間は衣食住から始まるんですから。そういうことを、しかも商品開発をしているところに対して、ただ、いや、やっていますよと、意欲のある人にやっています。意欲のある人というのは軌道に乗っている。軌道に乗っているところに補助金を出す。かつての構造改善をやった資金をつぎ込んでしまった。まあまあ、これは終わったことはいいですよ。だけれども、もう少しきめの細かいことをやった方がいいのではないかという感じは今なお受けました。これはまた後日やります。
 そのときに、もう一つの問題が、これが実は、また時間がなくなってしまってきていますが、実は私の、旧、私は衆議院時代は新潟三区というところなんです。要するに中越地域というところなんですね。これはもうエネルギー関係では柏崎原発、私が昭和五十一年の立候補のときには原発のことが始まりつつあったときなんです。田中角栄先生でも柏崎刈羽で柏崎原発のことについて発言しなかったぐらいのときに、私は中曽根通産大臣の秘書官をやらせていただいたゆえんもあって、行って、第一発目はこの原発というのはいかに大事かという演説をやったのを覚えておるんです。
 そのエネルギー関係のそういう原発、あるいは奥只見の電源開発、水力発電というようなことは、ある程度私も注意をしながら政治をやってきたつもりなんです。ところが、一番の問題が、この天然ガスの問題が私は非常に申し訳ないことながら少し見落としてきた感がある。
 先般、私が事前に見附の市あるいは長岡市に、当局に、こういうことをおれは考えているからそっちから質問を出せ、あるいは要望書を出せなんて一言も言っていないんですよ。全くこれは私の恥の問題ですから、あえてここで、今日は国会の場ではっきり言わなきゃならぬ、二十五年も表彰を受けながらこういう問題をなおざりにしてきたということは誠に恥ずかしい話だと。
 これは新潟だけの問題でなくて千葉にもある。今、倉田君いなくなったけど、千葉もいわゆる天然ガスが出ているんですよ。日本で非常に少ない、確かに全消費量から見れば微々たるものだ。しかし、地下資源を、地下エネルギーを持っている、自然エネルギーを持っているというところに対しての対応ということが、大臣ね、余りにもお役所任せになり過ぎておったという私が反省なんです、実は。
 それは、先般もここは水害がありました、見附は。水害があって、一朝、その刈谷田川という川の堤防が崩れたら一発でこの天然ガスの産出している地域が水で埋没するところなんです。あるいはまた逆に、これがもしいったん事故で、大事故は、まあ大事故というのを脅かすわけじゃないけど、起こっちゃいけませんが、しかしそういうことが起こったときに一体どうなのかというと、地域、すべてが地域の問題でしょう、すべてが地域にかかわってくる問題。これは原子力であっても、あるいは水力であっても同じですね。そのまた恩恵で地元の料金は確かに安くはなっている。一般、東京ガスや大阪ガスから比べると、私の生まれ在所の栃尾などは二〇%ぐらいは間違いなく安いんです、安く供給してもらっている。これは天然ガスを引き込んでいるから。
 しかし、どうも調べてみると、これはもうエネルギーの特別会計の電源立地交付金の問題じゃないけれども、財源の問題じゃないけど、この電源立地なんか私が自民党にいたときから一つも上がってもいないしね、課徴金が。私がやったんですけど、それから以後は一つも値上がりもしていない、したがって交付金も増えていないということですが。これはもっと無視されてきている。しかも、私は、これは通産省の事務次官経験者の人たちが、あるいはまた役職の人たちが全部この会社に、石油資源株式会社に入っておる。これ、言うならば、五〇%近いのは通産省、あなたが株主です、筆頭株主です。自覚ないでしょう。ないですよ、それは私もなかったんですから。
 だから、そういう意味では、この天然ガスの産地に対する政策はもう少し丁寧に考えて、かつ地元に対する、地下資源、これは先祖から預かっている財産ですよ。そうでしょう。それを一般に供給している、それに対して何ら反対運動も起こっているわけじゃない。しかも、大いに活用してくださいとやっているわけで、それをいいことにして、今のエネルギー庁長官望月君を怒るんじゃないんです。歴代の人たちが、私も含めてこれを見落としてきたということに対することは自分に怒りを覚えながら、かつ役所も余りにもちょっと、言わなかったから言うまいということではおかしいんじゃないか。
 しかも、大変なこの石油資源株式会社が利益を上げている。あしたにでもひっくり返りそうだというならこれはみんなで守っていこうということでもあるよ。しかし、だけど、それは大変順調に来ていますよ。しかも、また、これはもちろん天然ガスだけじゃないですよ。一般の石油に、原油に対しても、あるいはまたLNGに関してもやっているから、会社全体としては利益出ているんです。
 そういう意味において、大臣からこの石油資源株式会社の問題については少し基本から考えをしておいていただきたい。そして、かつ、この産出地域に対してもう少し手厚いことが、もう今年は間に合いません、殊にこれは予算ですから。来年度の予算に対して、この地方の自治体に対し、すなわちそれは、その地域の住民に対する手厚い政策ということが考えられてしかるべきではないか。
 原子力一つとらえてみたって、あれだけの手厚いことを、原子力だからだと言っていますが、じゃ、水力はどうなんだ。水力もやってきたんです。そういう意味で、是非検討をしてみていただきたいということを希望交じりに私の意見を申し上げたんですが、お考えがありましたらお聞かせをいただいて、今日はこのことでぎりぎり、じゃ、ああしろ、こうしろと、あるいは、こうやってほしい、ああやってほしい、細かいことを言うつもりはありません。大ざっぱに来年度予算に対する今までのことのフォローをしておいていただきたいということを申し上げて、一言だけ、今の大臣の私の話のひとつ反応を聞かせていただきたい。

発言情報

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発言者: 渡辺秀央

speaker_id: 26368

日付: 2007-03-20

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会