渡辺秀央の発言 (経済産業委員会)
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○渡辺秀央君 前向きだか後向きだか現状維持だかさっぱり分からぬ。それは駄目です。
要するに、もちろん国策として、原子力発電は安全性を政府が保証して立地している、その危険負担であると。しかし、天然ガスは、じゃ危険ないのかねと、それを政府がやってくれというからやったというのに、じゃ採掘権というのはどうかという問題にも行くわけですよ。
だから、これは大臣、役所の諸君たちが一生懸命そで引っ張っているの分かっているんだ、今、渡辺の発言に軽はずみに甘い発言をしないでくれということはよく分かる。分かるけれども、しかしこれは、もしも、私もまだこの場にいる人間ですから、この問題は問い続けていきますし、主張し続けていくつもりです。一気に百点を下さいと言うんじゃない。エネルギーの政策を預かっている役所の責任者として、こういう、まあ言うなら不公平です、これは。公平感がない、少なくとも公平感が出るような政策は考えていくという方向性ぐらいは持たないといけないのではないか。その間は私が監視をさせていただきますから、どうぞ申し上げておきたいと思います。
それから、次の、時間がもうなくなってしまいましたが、ちょっと同僚議員に時間をお譲りいただいて、北陸電力の原子力発電のトラブルについて、北陸電力のみならず、九電力のうち七電力が、あなたが、大臣が指摘してから、いわゆる過去の事故がどんどんどんどん出てくる、まだ止めどもない。これで終わりと、今月一杯で大臣は全部終わりにしろと言っているそうですけれども、しかしこれ終わりませんよ、これは。ということは、大臣、いわゆる安全・保安院長も来ているけれども、過去の安全管理はエネルギー庁とそして現場と言うならばやってきたわけですよ。
一番の過去の問題というのは、放射能が出ていないかどうか、汚染が大丈夫かどうかと、ここが当時、我々は原子力発電のスタートをやったときからの一番の問題だったんです。そうしますと、そこに問題がなかったとなると、やっぱり大きな事故につながるという可能性も、そう見えるわけではないからというような心のお互いの通い合いで、これは隠ぺいとかなんとかというんじゃなくて、そういう大きな大事故につながらないということをお互いが暗黙の了解で隠ぺいした事実も私はあると思う。だから、過去をあなたが調べていくと、役所の中の検査に至るまで、それから現場で定年で退職していった人たちのその問題まで行くんですよ。
私は、むしろそういうことよりも、ここ二、三年の間にどうも問題が新しく出てきているようなことが本当にあったらえらいことだと。どうして一体、この電力業界というのはあれほど仲のいい業界で、まあ本当はテーブルの下でけ飛ばし合っているんだけれども、自由化になってから。これも経済産業省の政策でやってきたわけです。け飛ばし合ってはいるが、しかしお互いに護送船団ですよ。そうでしょう、だって電力料金そのものにしても。そういう中で、どうして情報の公開が、お互いの交換ができなかったのかと、これが非常に残念でたまらないですね。
私なんかは、先ほど申し上げたように、国会に出るときから、この問題で地元に行って演説をするなということまで言われたのを演説やって、原子力の必要性を説いて、出てきてから、あなたも御存じのように、要するにこれ一本で私は十八年衆議院議員としての役割をある程度やってきたぐらいのことがあるんだ。であるにもかかわらず、こんなことでごちょごちょ出てくると涙が出る思いなんですね、僕は。腹が立つと同時に、一体地域の人たちはどういう気持ち持つだろうかと。あの先生は心配ないと言った、この先生は電力会社を信用しろと言ったと。また、地域に対しては絶対に不安感を与えないとも言ったと。そう言ってきた我々が居どころのない立場、あるいはまた政治家として本当に情けないことになっているんですね。しまいには水力発電まで貯水池の無届け工事をやったという、まあまあそれだってほっておいたらどうしようもないことをやったんでしょうけれども、それすらあなたのところでとがめるがごとくのことにもなっている。果たして、これはもちろん電力のことはもうこんな、これは事件ですよ。
これはいずれ、私はこの際言っておきますけれども、これは北陸電力は参考人として一回来てもらわにゃいかぬ。我々は法案審議を優先しますが、私は初めて言いますけれども、私の気持ちです。これはそうでなければこれ国民納得しません。つい二年前に関西電力のあれだけの事故があった、それも参考人として来ていただきましたね。あるいは東海臨界のときもそうでした。もう嫌なことですけれども、これで三つ目なんですよ。私は参議院に来てからですよ。本当に深刻じゃないですか、これは。
同時に、大臣、事業所だけ、電力会社だけ言うのはいかがかと思う。メーカーに対しても、本当に世界的に誇る技術力なのかということは、大臣、あなたの口からしっかり指摘してもらわないと、私は関西電力のときに来てもらったんだ、メーカーに、実は。あなたたち、これから中国が期待している原子力発電所というときに、一体本当に自信を持って、日本の最高の技術として中国に技術協力あるいは指導をやっていけるのかと、それに対する自信あるのかと。
それは要するに、いいものを造ったというだけじゃなく、造ったって悪くなったところがチェックできなかったら造ったことになりませんわな。生まれたときに親がどんなに立派な頭を持ちDNAを持たせたって、それをあなたが教育をしてちゃんとしつけをしていかなかったら立派な人間にならないでしょう、同じじゃない、機械も。そういう意味では、メーカーに対しても、私は、あなたは大臣として、監督者として、やっぱり考えていかなきゃならぬことじゃないか。
いずれにしても、ちょっと時間がなくなってしまいました。私はここでちょっとずっとこの疑問点と北陸電力の問題、チェルノブイリを始めとして、こういう今までの世界でやられてきたことをちょっと申し述べようと思ったけれども、時間がなくなってしまいましたので。
是非、大臣、ここは正念場ですよ、原子力発電の。本当に、全部ストップしなかったら承知しないぞというような動きが出てきたときにどうしますか。日本の産業できませんよ、産業活動できませんよ、四〇%近くもこの発電でもって動いているんだから。そういう深刻さを我々は、ただ電力会社を非難する、あるいは電力事業者に対してどうだ、現場に対してどうだと言うだけじゃなくて、この問題をみんなが共有しなきゃいかぬ。原子力発電に賛成だ反対だって今更言って何の価値になるんです、はっきり言って。そうじゃないわけです。私はそう思いますよ。
だから、まあそれぞれの考え方はあると思いますけれども、現実を踏まえた対応を我々もこれから議論し合っていきます。是非、それ役所の方も、今回は、これはもう今まで私もいろんなところで自分のできるだけの努力をしてきて、次の展望、次の期待を申し上げてきたつもりです。やってきたつもりです。先般も同僚議員が新エネルギーの話もしておられた、私はとてもまだまだそんな段階で、結局、だって消費者、今の電力を使っている消費者がそれ全部負担しているんだから。そんなことの実態だってもっとあからさまにしながら、新エネルギーの研究はしなきゃいかぬけれども、しかし実際には今現在生きている、今現在生活し、今現在経済活動をやっているみんなが今の電力に恩恵に浴しているわけです。その現実を忘れて、夢でぼたもちほおばったような話なんてばっかりしていられない。それは、政治家としてはそういうものでは、ロマンはロマンとしても、しかしそういうものではないという感じの中で、この問題が余りにも多過ぎて情けなさ過ぎるので、あえて苦言ではないけれども私の反省も込めて申し上げたんですが、大臣の今の気持ちはどういう、この北陸電力の一点だけとは言いません、今の現状について、三月一杯でまとまったときに改めた御見解は出てくるんでしょうけれども、お聞かせ願いたい。