甘利明の発言 (経済産業委員会)

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○国務大臣(甘利明君) 私が就任して以降ぽつぽつとデータ改ざんの案件が表に出てきました。私が一番懸念したのは、原子力発電がいろんなフェーズで次の段階にステップアップするというときに何かまたぼろぼろ出てきて、それによって計画全体が止まってしまうという不信感を醸成することについて極めて強い危機感を持ちました。
 そこで、十一月三十日付けで私は大臣名として、各電力会社に過去を全部さかのぼって、データ改ざん等、虚偽事実等があったら全部洗い出せという指示を下しました。これは、今たくさん出ているというのは、出ているじゃなくて、出させているわけであります。期限を切って出させて、以降、体質改善をしようと思っています。
 それから、もし重大な事故につながるような部分があったらそれを共有をして、あらかじめ先回りしてそういうことが起きないような体制を取りたいと思っておりました。それに対して、電力会社は調査に関しては真摯にやっていてくれると思っています。東京電力は書類だけじゃなくてOBを探していって、あなたの在任中に何か記憶に残っていることありませんかというのを延べ二千人もアンケート調査をしました。その姿勢は真摯にやってくれていると思います。その結果、実はその書類には残っていないと思うけれどもこういうときのデータを書き直した記憶があったみたいな話まで全部拾い集めて全部開示をしているわけであります。
 言わば今うみを出し尽くしてしまって、それから事故につながりかねないような情報は全部データベースに登録をしてすべての電力会社が把握できるようにしたいと。そして、それ以降その種のことがないと。例えばデータが、違ったデータがあったらちゃんと公表して、その原因と影響もちゃんと検証できるようにしていくということにしたいと思ってこの作業を今やっているわけであります。
 平成十五年の十月に法改正をしました。それ以降の改ざんは一切出てきていません。つまり、法律を改正した以降の案件はなくて、今、昔の、相当昔の案件であります。それをなぜやらしているかというと、それが、隠しているから新しい事象も出せないなんということになっちゃったら困るから、全部出して公開した方がいい、義務化されているものについてはすぐ公表して危機感を共有できるようにしたいという体制を今つくっている最中であります。そのことは国民の皆さんに御理解をいただきたいと。洗いざらい出させている作業中であると。それから、法改正以降の案件は、今のところ幸いにも法改正以降の案件は出ていないということは、平成十五年十月の体制がちゃんと機能しているということだと理解しております。
 ただし、過去の案件でも、今の平成十五年十月の法改正で拾い切れない部分で大切なところがあるかどうかを三月一杯終わったら検証したいと思います。今の体制で以降は出ておりませんけれども、それに加味していく案件があればそれを加味していきたいというふうに思っておりまして、それをもって原子力安全に対する国民の信頼を再構築、強固なものを再構築したいというふうに思っております。
 志賀原発については、これはけしからぬことでありまして、理由は三点であります。法律で報告をするという、まず重大事故である、臨界事故である、それから法律で報告しなきゃならないのを報告しない、そしてその試験をしたような改ざんを行っている、それから再発防止策を取っていない、そういう点でこれは看過できないというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 甘利明

speaker_id: 20087

日付: 2007-03-20

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会